プラクリティとヴィックリティの違い(2)
プラクリティは生まれながらにして持つ体質、体の特徴や個性、「傾向」で、ヴィックリティはその時の体のエネルギーの乱れになると前回は説明しました。
さて、この二つはどのように応用するのでしょうか?
❄️カファさんという名前の人(カファプラクリティの人)と、🔥ピッタさんという名前の人(ピッタプラクリティの人)が2人いたとしますね。
❄️🔥2人とも消化不良を患っているとします。
消化不良は、胃の火の力が弱っている症状になるので、胃の火をあげたいです。
胃の火をあげてくれるハーブ、例えば生姜粉末を処方することにしたします。
❄️カファ さんは、もともと水や土のエネルギーの割合が体に多いので、火のエネルギーを増やすハーブを少し多めに摂取したとしても、カファ さんの火のエネルギーが増えすぎてしまう心配はあまりあまりません。
しかし、🔥ピッタさんは、もともと火のエネルギーの割合が体に多いので、火のエネルギーを増やすハーブの処方は、気をつけなければなりません。
同じ消化不良という体の不調を持っている2人ですが、❄️カファ さんには生姜粉末を小さじ1杯にして🔥ピッタさんには小さじ半を処方するという風に、少し工夫が必要になってきます。
量の工夫だけでなくて、ハーブを調合する際に、🔥ピッタさんには❄️カファ さんよりも火をあげるハーブの数を少なくしたりなど、その人の体質(プラクリティ)によって処方を工夫します。
もし、🔥ピッタさんに、❄️カファ さんに処方されるものと同じものが処方された場合は、もしかしたら、胃酸や胃のヒリヒリ感や火照り、皮膚の疾患など、火のエネルギーの乱れによる症状が副作用として出てしまう可能性があります。
このようにして、ヴィックリティの治療は、プラクリティを考慮して行われる必要があります。
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