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母 とは

8月のMOTHERのSATSANGのテーマは『母とは』でした。

私が『母』と聞いてまず思い浮かぶのは
やはり自分を産んでくれた母なのですが
母の『大丈夫』って言葉は何よりも安心できて
私の心の支えになっていたので
母といえば『安心感』みたいなイメージがあります。

母は10年前に亡くなっているのですが
そのあとすぐに宇多田ヒカルの道という曲が出て聴いてみたら
彼女の亡くなったお母さんへの想いが書いてある歌で。

その中の歌詞で、同じメロディーが3回あって歌詞が変わるんですが

一回目が
『私の心の中にあなたがいる いついかなるときも 
一人で歩いたつもりの道でも はじまりはあなただった』

二回目が
『どんなことをして誰といても この身はあなたと共にある 
一人であゆまねばならぬ道でも あなたの声が聞こえる』

三回目が
『私の心の中にあなたがいる いついかなるときも
どこへ続くかまだわからぬ道でも きっとそこにあなたがいる』

とあって私の心境と全く同じで当時泣きながら聴いていました。
今でもこの曲を聴くと温かい涙が出ます。

亡くなってから子育てに行き詰ったときも
『お母さんならなんて言ってたかなぁ。あぁこう言うだろうなぁ。』って
なんとなくわかるんです。

本当に私の心の中にいるんだな、この身と共にいるんだなって思いました。

話は変わり先日藤井風の日産スタジアムライブに行ってきました。
デビュー直後から大ファンで数年彼を見てきましたが
彼はすごく愛に溢れていて全ての人を包みこむような優しさや安心感があって
今回のライブ中も終わって数日たった今でも心の中の温かさが持続していて。

そんなときにテーマをもらった『母とは』。
それについて考えていたら
彼から感じていた温かさと母の安心感が同じような感じがして…

あれ?もしかしたら
母とか母性って『愛』なんじゃないかな…?
って思いました。

家族やアーユルヴェーダの先生のさやかさんやMOTHERのみなさんの存在も
同じような安心感があって
包み込む、私をまるっと肯定してくれる。

そんな存在が愛であり母、母性なんじゃないかと。


昔保育士をしていた頃はまだ自分の子どももいなかったけれど
子どもたちを可愛い、愛しいって思う気持ちって
母性のようなものだったと思うし
でもそれって子どもに向けたものだけじゃなくて
動物や物、花や景色なんかを見て
かわいい、愛しい、って思う気持ちと似ているなって思って。

一般的に言われる母性とか父性とかは子どもに向けることが多くて
身体の性別でも分かれいて、違うもののようになっているけど
結局は愛しいと思う気持ち
性別や血のつながり、人とか物とかを超えて感じるものが
愛や母性っていうものなんじゃないかな。


まさかこんな考えに行きつくとは自分でも思っておらず
きっと藤井風から受け取ったものが溢れていた時に
必然的にMOTHERから母というテーマを頂けたんだろうなって思います。

よく空を仰いで母のことを想いますが
昨夜もベランダで夜空を眺めながら思ったこと。
あぁ自然と
『母=宇宙=愛』
がわかっていたんだなって思いました。

そして今日は40歳の誕生日。
母が亡くなってからは誕生日はいつもより母を想う日。
一人でお墓参りに行くのが習慣になっています。

亡くなったとき私は30歳で
30代になるのをギリギリ見届けてもらえたなんて思っていたけど
あっというまに10年たって
新たな40代に突入し少し時間の経過に寂しさを感じるけれど
『この身はあなたと共にある』
と思って
40代も楽しんでるね、頑張ってるねって
お母さんに思ってもらえるような10年にしたいと思います。
この道の先にきっとお母さんがいると思って。

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