ひとつだけにしないこと

わたしは今、ヨガが楽しいと思っているので週に２、３回はスタジオに通っています。でも、１日ずっとヨガだけやっているわけではありません。他にもいろいろなことをしていますし、ヨガに行かない時もあります。今は楽しいと思っていますけど、いつかは飽きるかもしれませんし、もっと興味のあることに出会うかもしれません。たまたまヨガが心と身体と食べ物について学ぶいい場所だったのと、とても良いインストラクターの皆さんに出会えたことが重なって今の状況になっています。なので、ヨガじゃなくてもいいのですが、たまたまヨガだった、ということです。他のスポーツでも、もっとジャンルの違う何かでもいいのかもしれません。
何の話かというと、例えばひとつのことにハマりすぎて、それだけになってしまうと視野が狭くなるのではないかということです。ヨガだけ、仕事だけ、他のことでも言えると思います。通われている生徒さんと話をすると、皆さんバランスよくヨガと付き合っているんだなといつも思います。マラソンやダンスなど身体を動かす趣味がある方もいますし、ライブに行ったり、旅行に行ったり様々なことを楽しまれています。もしかして、ヨガで身体を動かすと頭がスッキリしてアクティブになるのかなと思ったりもします。

それと、ひとりの先生、インストラクターだけしか信じないということもそうだと思います。信じるというと大げさなのですが、気に入ったインストラクターがいるとその人に固執してしまうこともあるのかなと思います。ひとつのことを別の角度から見てみるというのも時には必要だと思いますし、他の人の意見も聞いてみても参考になることがあるかもしれません。こちらの人に聞いてみたけど、イマイチ納得できなくて他の人に同じ質問してみたらわかりやすかった、ということもあります。また、自分で調べてみたら答えがみつかることもあります。保険というとイメージが良くないかもしれませんが、こちらがなくなってもまだあちらがある、というものがあると余裕ができると思います。よくインストラクターは、自分以外の人のレッスンも受けてみてと言います。そう言えるのもひとつの自信だと思いますが、とてもいいアドバイスだと思います。
インストラクターも引っ越したり環境が変わっていつまでも同じスタジオでレッスンしているとは限りませんし、逆に自分の方が通えなくなるかもしれません。選択肢をいくつか持っていれば、だったらこっちにしよう、とその時はベストに思えないかもしれませんが気軽に他を選ぶことができます。

自分も周りも常に変化しています。永遠に同じところにとどまっていることはありません。何でもひとつだけではなくて、代わりになるような他の選択肢を持っておいたり、いくつか平行して楽しむのもいいと思います。

つづく