【映画レビュー】ビックフイッシュを観て
久しぶりに映画レビュー書きます✍
今回はザザッとまとめて観たのでちと短めに💦(いつも長いので💦笑)
唐突ですが…
映画のような出来事って本当に起こるんだな…そう思ったことはありませんか?
ここ数年だけをみても、人類史上経験したことのないパンデミックや時折起こる大地震。
はたまた最近で言えばアメリカ大統領候補が狙撃されるなんて衝撃的な出来事も😱
これらのことは歴史上に残るような出来事。
でもどうせ歴史に残るのなら、悲しいことや、衝撃的な出来事ではなく、もっと後世まで伝えたくなるような素敵な出来事ならいいなって思いませんか?
今回の作品は
「心が洗われるような作品が見たい」
という私に、友人が勧めてくれたものでした。
タイトルからは全く想像の出来ないこの映画。
「ビックフイッシュ?」
「大きな魚?」🤔🤔🤔笑
さて、どんなお話でしょうか?
ビックフイッシュってどんなお話?
ビッグ・フィッシュは、「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」など多数の名作を生み出しているティム・バートン監督の作品。
2003年に公開され、ダニエル・ウォレスのベストセラー『ビッグフィッシュ - 父と息子のものがたり』が原作で、ジョン・オーガストが脚色した作品となります。
劇場公開翌年の2004年には第76回アカデミー賞作曲賞にノミネートされました。
ティム・バートン監督と言えば独特の世界観と
ファンタジーな作風が印象的ですよね。
そんな中、ビックフイッシュは少し独特とも言える描き方がとても印象的でした。
あらすじ(※ネタバレなし)
自分の人生を奇想天外なお伽話のように語る父エドワード。
瞳を覗いた人の死に際を見せる魔女や、一緒に旅をすることになった巨人、人を襲う恐ろしい森や、その先にある美しい町、そして出会ったたくさんの人々。
父が語るまるでお伽話のような「人生のストーリー」は、聞く誰もが楽しくて幸せな気分になりました。
しかし、一人息子のウィルだけは、そんなホラ話のような事ばかり話す父が好きになれませんでした。
それが原因で長い間すれ違ってしまう父と息子。
ある日、父エドワードの病気の容態が悪化したと母から連絡があり、実家に戻ったウィルに、医者は
「残された時間があとわずかだ」
と告げます。
死期が迫り、ウィルは父の本当の話を聞きたい思い、父の語るとんでもないお伽話を通して真実の父の姿に触れてゆきます―。
感想
この作品、何だからしくないなぁと見始めましたが、途中からやはり“ティム・バートンならではの描き方“が素晴らしいと感じました。
世界観はそのまま、でも決して非現実的なファンタジーという感じでもなく、ちょっとブラックな部分もしっかり織り込まれていました。
物語りの中に登場する、父エドワードと関わるたくさんのクセの強いキャラクター達はまさにそんな感じで。
実在しないようでしてるいるような…
しているようで、実在しないような…
観ていた私自身、エドワードのお伽話の術中にはまってしまったような気分😌
ネタバレになるので詳しくは書きませんが🤫
最後に
「亡くなった時にその人の価値がわかる」
なんて、よく言いますよね。
それはその人がどう生きて来たのか、その集大成かなとも思うんです。
葬儀の規模や参列者の多さではなくてです。
関わった人の数の多さではなく、どれだけ人と深く関わったのか。
それが例えばたったひとりだったとしてもです。
自分が最期の時、自分の人生に大きく関わった人が泣きながらでも最後は笑顔で
「出逢えて良かった」
そう思って、見送ってもらえたらどんな幸せなことだろうなって思えました。
私の亡くなった父とどこか被る部分が多いウィルの父、エドワード。
私の父もたくさんの人に愛され、たくさんの人が父の早過ぎた死を悲しみましたが、きっと父は娘の私を含め、関わった人達の人生という歴史の中で良い意味で名を残したと思うんです。
世界の歴史に名を残すようなことは当然何も無いけれど、
きっとそれぞれ、人生に関わった人々が
「ずっと忘れない」
そう記憶に名を残したエドワード。
私もなれたらいいな…
そう思えた作品でした。
この映画は見る年代で、感じ方も変わるだろうなと思います。
どんなことでも強く思い続けること。
あらゆる人生の困難も諦めなければ、必ず強い思いが道を切り拓くんだって、そう勇気をもらえるのはきっと若い世代かな。
自分はどのように生きて、どんな最期を迎えるんだろうと人生を振り返るなんて見方もあると思います。
世代によって見方も変わる。
それもまたこの作品の良さなのかなと。
ま、私は紛れもなく後者ですけどね✨笑
優しくて暖かい涙が最後にホロっと流れるような素敵な作品でした✨
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