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送料880円は本当に高いのか?ネットショッピングの考え方を改めたきっかけ

先日、取材先で素敵なものを購入しました。それがこの「チャイ甘酒」です。

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こちらは鎌倉に本店がある生甘酒専門店「AMAZAKE STAND」さんの商品。岩手県産の米と麹を使って、お店で1本1本甘酒を手作りされているそうです。

じつは大の酒好きの私ですが、酒粕で作った甘酒は苦手でした。よく正月に神社で配られる、あの甘酒(※誤解がないように…アルコールはほとんど含まれていませんよ)。砂糖が多くて、甘すぎますよね。

しかしこの米麹甘酒は、砂糖不使用なんです。米と麹による自然な甘さなので、さらりと飲めてしまうのがいいところ。

さらにAMAZAKE STANDさんでは甘酒の魅力を多くの方に伝えるため、さまざまなアレンジメニューを考案しています。お店ではフルーツを使ったスカッシュや、甘酒のホイップクリームが楽しめるんです。Instagramがとても素敵なのでよかったらのぞいてみてくださいね。

AMAZAKE STAND|公式Instagram

私は撮影でいくつかのアレンジメニューをいただいたのですが、どれも飲みやすくて感激! あまりのおいしさに、冒頭でも紹介したお持ち帰り用の甘酒を購入したのでした。

お持ち帰り用の甘酒も、プレーンタイプだけでなくアレンジバージョンがたくさん。ココア風味やほうじ茶風味などがあって、甘酒が苦手な人でも飲みやすいようになっています。

これらの商品は専用の通販ページで購入できます。

自宅で飲んでさらに感動した私は、さっそく通販で購入しようと上のページにアクセスしました。そこで私の購買意欲がシュルシュルとしぼむ事態が……。

そう、ようやく本題に入りますが送料です。

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出典:AMAZAKE STAND公式ホームページ

クール便配送なので当たり前っちゃ当たり前なのですが、送料がまあまあいいお値段でした。私は東京に住んでいるので、送料は880円(税込)。700円(税込)のチャイ甘酒より送料のほうが高くなってしまうのです。

「送料くらいちゃちゃっと払えよ」と言われそうですが、貧乏性な私……。商品より送料が高い事実に尻込みしてしまいました。

そういえば前に無印良品さんの「クリーム大福」が話題になったときも送料が高くて諦めたことが……。

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出典:無印良品公式ホームページ

390円(税込)の商品に、800円(税込)の送料がかかるので、4個入りの大福が1,190円(税込)に。ちょっと手が出ませんでした。

「我ながらケチだな……」とちょっとした自己嫌悪に……。そんなとき経営コラムニスト横山信弘さんの記事に出会ったのです。

ぜひ全文を読んでいただきたいのですが、かいつまんで話すと「商品価格と送料だけを比べて判断するのは、本質を見失う可能性がある」という内容です。

今回の送料に関わる部分を引用してみました。

比較すべきは、購入する「モノ」が手元に届くまでのコストです。リアル店舗に足を運ぶ際にかかる「時間的コスト」「精神的コスト」そして実際の「経済的コスト」を合算して検証しましょう。

引用:なぜ500円の商品を買うのに送料600円でも安いのか?|経営コラムニスト横山信弘

上記にならって考えてみると、私がAMAZAKE STAND店舗に直接買いに行く場合、かかる電車賃は往復で2,310円(税込)です。この時点で送料のほうが明らかに安いことがわかります。

まあ鎌倉は観光地ですので「遊びに行くついでに買えばいいじゃん」という人もいるでしょう。しかしAMAZAKE STANDさんの甘酒は、要冷蔵商品なので家に着く時間から逆算して買わなければいけません。

今はコロナ禍なのでなかなか旅行も外食も気軽にできませんが、コロナが落ち着いたらいろいろなお店を見て回ったり、鎌倉ならではのお店でディナーを楽しみたいでしょう。

そうすると甘酒を買うタイミングがなかなか難しいのです。甘酒を買いたいがためにディナーを諦めるのはちょっと違う気がしますし、そもそも家に帰るまで2時間くらいかかるのでどこにも寄らずに直帰しなければなりません。

総合的に考えると通販の送料は妥当、いやむしろ安いとさえ思えてきました。

さらに記事ではこんな一文も。

あなどれないのが、「ついで買いリスク」です。

先述したとおり、「せっかくだから」が口癖の人は要注意。コストをかければかけた分だけ取り返したいというバイアスがかかるからです。ちょうど別の用事でそのお店に行くというのであればともかく、そうでなければ500円の商品だけ買って帰宅することは難しいでしょう。

引用:なぜ500円の商品を買うのに送料600円でも安いのか?|経営コラムニスト横山信弘

この一文には首がもげるかと思うほどうなずきました。私が明らかにこの手のタイプの人間だからです。ケチだという自覚があるくせに、結局はついで買いで余計にコストを支払っているケース、あるあるかもしれませんね。

もろもろを踏まえた結果、私はもっともお安く済む方法として、通販での甘酒の購入を決意しました。今度は迷うことなく決済まで完了。送料の考え方を学んだことで、しっかり納得して商品を購入できました。


ちなみに……無印良品さんの「クリーム大福」は通販で購入しませんでした。よくよく調べたところ、このクリーム大福は家から近い距離にある錦糸町パルコで購入できるとわかったからです。

無印良品 クリーム大福が買える店舗一覧はこちらから

錦糸町なら自転車で行ける距離ですし、調べたところかかる駐輪料金も100円程度でした。たまに錦糸町にある都内最大級規模のダイソーに買い物に行くことがあるので、そのついでに買えば余計な出費もなさそうです。


経営コラムニスト横山信弘さんの記事のおかげで、「送料のほうが商品より高い」という事実だけに惑わされず、トータル的なコストを考えて物事が判断できました。なんだかいい買い物をしているという気持ちになり、心なしか気分も清々しいです。

送料の正しい考え方をマスターすれば、買い物はもっともっと楽しくなるはず。送料で購入を迷うときがあったら、ぜひこの記事を思い出してみてくださいね。

執筆:otaki

編集:円(えん)

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