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90.いろいろ捨てたい
朝6時。だいぶ涼しくなってきました。
溜まっていたビンのゴミを出せたので、気分爽快です。
前の職場にいた時に、みんなでうちで呑んだ時のビン。仕事が忙しくて疲れた時に飲んだ栄養ドリンクのビン。やっとサヨナラできました。
同じように整理したいものが他にもたくさんあります。
着なくなった服、履かなくなった靴、もう読まないであろう本。
もともとわたしは荷物が少ない方なのですが、最近はもっと減らしたくて仕方がありません。
身の回りをスッキリさせたい。ほんの少しの刺激に弱くなってしまったので、色とりどりのものがあるだけで疲れてしまうんです。
そういえば、服の趣味も変わりました。白かベージュ、淡い色ばかり。
昔は本当に派手だったのになぁ。
いかに派手か、いかに個性的かを競っていた気がします。
わたしが中学の頃に読んでいた雑誌は主に「CUTiE」でした。
もう休刊してしまったそうですが、わたしが読んでいた頃、1990年代はとても個性的な雑誌で、よくあるストリートスナップをやり始めたのも「CUTiE」が初じゃなかったかな?
吉川ひなの、井浦新(当時はARATA)、市川美和子・実日子姉妹、あんじ、などなどがモデルとして出ていました。
今なら倫理的にアウトになりそうな、めちゃくちゃなデザインの服も着ていて、革新的だったんですよね。
まさにヒステリックグラマー全盛期。なんて懐かしい。
わたしには高くて手が届きませんでした。
今はなるべくシンプルなもの、シンプルな服が落ち着きます。
先日、わたしの事情を知っている知人がうちに遊びに来たのですが、
「精神病棟の病室みたいだね」
と言われてしまいました。このタイミングでそれ言う?ハッキリしてんな。
ミニマムな暮らしを極めた人の本を読んだことがあります。
必要最低限のもの以外は全て捨て、手元にある服は年間通して5着、とかそんなでした。着回しがきくデザインのものでしたが、そこまでいくと究極過ぎてわたしには難しいです。でも荷物を減らしたくなる気持ちはとても共感できます。
持ってるものが多ければ多いほど、雑念に囚われて動けなくなる。
もっと自由でいたい。そんな気持ちの現れなのでしょうか。
ということは今、わたしは縛られていると感じているんですよね。いろいろなものに。
人間関係、仕事、双極性障害、通院、服薬、過去、未来・・・。そこから逃げたくなってしまっているのかもしれませんが、逃げたところで行き先はどこにもないし、そもそも逃げることが不可能。自分そのものなのです。
そろそろ朝の7時。
すでに外の世界は回り始めて、車の音、登校するキッズ達の声、隣の部屋の人も出かけたみたいでドアが閉まる音がします。
わたしはこれから通院。そろそろ準備を始めないといけません。
逃げたり、蓋をすることも時には必要だけど、自分がする自分のためのことです。
今日は話すことがいっぱいあるので、少々気が重いですが、ケツひっ叩いて行ってきます。パシッ!
生きるには多少は縛られないと。
わたしMだし。