将棋上達の過程(塾長版)
こんにちは。あゆみ将棋塾の塾長です。
今回は、将棋上達に関する過程についてお話しできたらと思います。
自分の経験を踏まえて何をしたら今の棋力に追いついたかという話をしていきたいと思います。
では、よろしくお願いいたします。。
入門編(小学校三年生から中学校二年生)
将棋のルールを覚えたのは、小学校三年生の時だったと記憶している。
当時は、百円ショップに行けば、将棋盤と駒がそれぞれ百円で買えたという、インフレーションの今から考えれば、将棋を始めやすい環境であったといえる。200円で将棋を始められるなんて…。
駒の動かし方、駒の名前は、父に教えてもらった。
父には全然勝てなかったが、別に悔しいとも何とも思わなかった。
でも、ちょっとは強くなりたいなと思ったのか、将棋の本を学校の図書室で借りてきて読んでいた。
その後、将棋とは縁がなかった。
中学二年生の時に、後ろの席の子が将棋部員で、昼休みの時間に、他の将棋部の子と将棋を指していたのを見て、ルール知っているよと声かけたところ、偶然リクルートしてもらって、将棋部員になりました。
初級~有段者になるまで(中学校二~三年生)
将棋部員になってから、どう遊ぼうか考えていたところ、本屋に行って、将棋の本を買おうということになった。
将棋の本棚ところに行くと、【羽生の頭脳】シリーズの文庫版が再出版されているところだった。
羽生の頭脳文庫版は、第五巻あった。
家にあった百円均一の将棋盤と駒で棋譜並べをしていった。
大体、半年はかかったと思う。
すると、気づいていたら、有段者になっていた。
どうして、有段者になれたのか、それは練習していた量が多かったからだと思います。単純に将棋に触れていた時間が長かったから。たぶんそれだけ。あと、羽生の頭脳が名著だったからだと思います。
他にやったことといえば、将棋ウォーズくらいです。
将棋ウォーズを始めたところ、いきなり3級までありました。
それは、羽生の頭脳を並べるのと並行していました。
いろいろな戦型に触れていたことは、大変楽しかったと記憶しています。
二段から三段になるまで
羽生の頭脳を並べ終わった後、いろいろな戦法を試しながら、大会に出場していました。自分は、本格的に始めるのが遅いほうだったので、奨励会とか研修会とは、縁がありませんでした。
将棋部の猛者と戦っているうちに、少しずつ力を蓄えていきました。
特筆すべきことは、1手詰ハンドブックのタイムアタックをしたことくらいでしょうか。
大体自分はどれくらいの時間で、300問を解くことができるのかを計測しました。
他の将棋部員にもやってもらい、データを集め始めました。
それと寄せの練習を始めました。
特に、これといって、頑張ることもしなかったです。淡々と毎日将棋をしていたくらいです。
三段から四段になるまで
高校生の時に、将棋ウォーズや将棋道場で四段になることができました。
ただ、大会では成績を残せてはいません。
でも、めげずに続けていきます。
ここから、五段に上がるまでに、大体4年くらいかかっています。
まだ、読む力や相手の手を潰す仕方が分からなかったのです。
大学に入り、将棋部が無いことに気づきましたが、ボードゲームサークルを立ち上げ、将棋を継続できる環境を整えました。
四段から五段になるまで
社会人になってから、将棋を続けるか否か考えていましたが、やっぱり離れることができなかったので、考え方を変えていきました。
将棋を継続するために、どうすればいいのか。少しずつ考えていった結果、将棋塾を経営すればいいじゃないということで、あゆみ将棋塾を立ち上げた次第です。
あゆみ将棋塾を立ち上げてから、五段に昇段できたことは大変うれしく思った記憶があります。
粘り強い将棋を指せるように、工夫を凝らしていくのが、楽しかったです。
五段になってから
将棋というゲームでは、上には上がいます。
なので、焦らず、めげず、確実に力をつけていくのが大事です。
一日半歩位の強くなり方でも、かまいません。
一緒に頑張っていきましょう!