旦那の、ありがとうとごめんなさい

昨夜は「約束破りの旦那なんか知らない!」と心の中で毒づいてスマホの電源切ったものの

出張先でハードスケジュールなのはちょっと心配で。。。

「電源切ったら充電されないから立ち上げただけだから。別に気にして起きてるとかじゃないから(*`н´*)」と

お布団からわざと手の届かないところへほっぽった

「。。。アレクサ、今何時?」
「10:30です」

どうせまだまだお仕事終わってない時間だ
でもちょっとだけ…と会社の携帯にコールしてみた
バッテリー切れなのか電源が入ってないって言われた

いいんだもん。だって、生活リズムを整えるんだもん。

目をギューってつぶってしばらくたった

「。。。アレクサ、今何時?」
「11:30です」(細かい時刻は忘れた)

あ、まだそんな時間か

朝までたくさん寝られて幸せではないか(°▽°)ワハハハハ…

「明日も楽しくお勉強だもんね。たくさん寝られる〜」

目をギューってつぶってしばらくたったころ

「。。。。。アレクサ、今何時?」
「0:30です」

どうも1時間置きにやってるみたいだ

ばっかみたいだな、私…

4時近くなって、LINEを開いてみる

怒ってる私のメッセージを、なんとなくポチリポチリと『取り消し』ていく

既読はつかないままだった

会社の携帯が途中充電もされないなんておかしい…
過労で倒れた?
どうしよう。。私が怒ってばっかのせいだ(´;ω;`)

そわそわとしだす
でも、なんかあったら、連絡くるよね?あ、でも、ホテルに着いてから部屋で倒れてたら?

旦那のスマホにかけてみる

誰も出ない(´;ω;`)

いや、大丈夫。疲れて寝てるんだ
私ばっか心配してばっかみたい!
寝よ寝よ

。。。ねぇ、なんでスマホ出ないの?(;_;)
大丈夫なんだよね?

しばらくそんなのを繰り返していたら

6:30ころ「んあ?何時?あぁ、もう行く時間だ。ありがとありがと」

寝てただけじゃないか💢!!

「何時に仕事終わったの?」
「あぁ、4時頃かな?起こしてくれてありがと」
むにゃむにゃ眠そうな声で言ってる

終わったのが4時で6時半でもう仕事?

私、怒ってただけなのに『ありがと』って…

不憫に思えた

怒っててごめんねって心の中で謝った
怒ってたことに旦那は気づいてないから心の中でごめんねって

これから大きい機械に潜って仕事なんて、大丈夫なのかな?

心細さに比例して、咳が激しくなっていった

「お薬飲んだら洗濯機回してる間だけ、お布団潜っとこ」

咳が激しくて体力奪われる
イオンネットスーパーさんに咳止め2種、お買い物してもらおう。あ、まだギリギリセーフで頼める

今日はそんな1日の始まりだった


今日は夜から雨☔ってアレクサが言うから、洗濯物を夕方まで外干しして取り込んで部屋干ししといた

リビングはすっかり私の巣になってるけど、誰もいないしまた散らかるからいいやって放置
下手に動かすとどこになにがあるかわからなくなる(ちなみに高校生の時に父にこう言ったら、えらく怒られた)

インスタに産みの苦しみを味わってる時、旦那からLINEが来た

「今から帰ります。新幹線に乗りました」

あれ?帰りの予定は明日なのに?リビングが大変なことになってるのに?

あ、そうだった。私、怒ってるんだった。

「今から常磐線に乗ります」

珍しくマメに連絡くれた
文字たちから感情が読めない

どうしたんだろう?寝不足続きの出張だし心配なんだけど。。。怒ってるけど。。。どうしたのかな?

「駅までお迎え行く?パジャマだけど」
あ。パジャマですらなかった
「違う、変な格好なんだけど」

とLINEした

もう、歩いて帰ってきてもう少しだからいいって返ってきた

旦那の言葉は時々おかしくて、この「もう少し」も大してもう少しではなかった

はぁ。こういうとこな。心配するじゃんか

しばらくしてお手洗いにたった時、鍵をあける音がした

お手洗いにいる時キッチンに入る音がした

手を洗って、ひょこっと顔をだす
なんか元気無さそうだな

「どうしたの?」
「ごめんなぁ、あゆ、ほんとにごめん。まだ手ぇ洗ってないけど…」とただいまのハグをした
コロナが世間をのさばってから、外から帰ってきて手を洗わずに私に触れることは無かったのに


なんかわからないけど、ごめんとありがとうを言ってる
あゆがいてくれてよかったとも

???

結婚してくれてありがとう
家にいてくれてありがとう
好き勝手にしてきてごめん

そんなことをハグしながら言ってる

あぁ、相当疲れてんなぁ
こんなこと言わないもん

しばらくの間、ハグした手でとんとんヨシヨシしてあげた

「おかえり」
「うん、ただいま」

手を洗って着替えた旦那に
「ご飯は?なんか食べる?肉まんあるよ?あ、コーラも買っておいたよ」
「あ、肉まん食べようかな。コーラはあんたが飲みたかったんでしょ?」とちょっと笑った

「えー?違うよ。私は、じゃ〜ん!ジンジャーエール!」

それから、怒っていることを告げる
「私はね、あなたの言動で、悲しくなったり寂しくなったりすると怒っちゃうの。それなのに、逆ギレしたり捨て台詞吐いて逃げるでしょ?向き合ってももらえないのは嫌だから怒るの」
「うん。わかってるはずなのにあゆがきー!ってなるとオレもつい乗っかっちゃうんだ。オレが悪いのに」

私のほっぺを両手で包んでしみじみ言う
「こんな年になっても、変わらず嫁さんのこと可愛いって思うなんて思いもしなかった。。。あの時、あゆの太ももを見せてくれた神様ありがとうって思うよ。出張で疲れきったオレへのご褒美だったのかな」

「もう、私の太もも、でぶでぶのぶよぶよなんだけど💦」

「いいんだ。あゆはずっと変わらないから。初めて見た時からなんにも変わらない」

え。それもどうかと思うけど

「くたくただからもう寝る。朝、シャワー浴びる」と言う旦那が心配で
だってなんか、まるでこれでいなくなるみたいに素直すぎるから…

リビングの巣から長座布団を引きずって寝室に持ってきた

しばらく、寝ないで観察する

咳止めが意外と眠いけど
その割にちょいちょい出る咳に筋肉痛を感じ「引き締まるかな。筋トレみたいに」と思いながら

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