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時間割と定期券

今日から、学校が朝の9:00からお昼の12:15までになった。なった、というか、通常は朝9時からで、それに戻った、という方が正しいらしい。今までの方がイレギュラーだったのだ。

初日は14:30に来るように指示され、簡単なスピーキングのテストがあった。テスト、といっても個室で面接のように行うのではなく、オープンな場所で一対一で自己紹介をするだけなので、身を固くする必要はない。私はそれをテストと認識していなくて、おしゃべりの延長だと思っていたくらいだ。

先週の授業は15:00から18:15まで。
今週は月曜と火曜が12:30から15:45までで、
これからは9:00から12:15まで。
仕事をしながら学校に通っているケイトは、先週と今週で時間が変わると聞くと「ほぁ⁉︎、なんだって⁉︎🤷‍♀️」という顔をして、上司に忙しそうに連絡していた。私も先週決めた時間割を変更しなければならない。

ホストファミリーの家から学校までは歩いて1時間半弱くらいかかる。つまり、7:30には出なければならなくなる。朝が早くなるので、朝食を用意してくれるイザベルにも悪いし、困るなぁと思っていたところ、バスとトラムの定期券があることを知った。

チケットの種類と価格の一覧

この写真の情報は古いもので、現在は全体的に値上げしているが、チケットの区分は変わらない。
例えば、1voyageは今では1,90€する。これは一回券の意だが、1時間以内であれば、ドラムとバスを何度乗り換えても良い。つまり、1時間乗り放題券というのが正確だ。

TBM(=Transport de Bordeaux Métropole )の定期券は年齢別に価格が異なり、区切り方が日本とは違う。
5-10才、11-27才、28-59才、60才以上と四段階で、さらに年・月・一週間とあって、価格は年毎の方が安い。

私は現在25才だから、オレンジ色のPass jeune(若者券)のAnnuel(一年分)定期券を買う。
今では月20,8€、年毎で249,6€に値上がりしているが、1€=160円とすると、月3,328円、年39,936円だ。

これは日本と比較すると安いと思う。
例えば、同じくバスとドラムが乗り放題になる日本の都電・都バス連絡定期券の料金は以下の通りだ。

都電・都バスの連絡定期券

仮に中学生の料金と比較してみよう。

TBMの定期券は、月35,1€、日本円で5,616円。都電は11,130円なので、TBMの方が5,514円安い。
年間でみると、都電は60,090(6ヶ月)×2で、120,180円に対し、TBMが39,936円。80,244円も安い。

首都東京と地方都市ボルドーで比較しているということはあるにせよ、価格差が大きい。大人料金と比較したら、なおさらのことだ。
フランスでは、移動の自由を大切にしているらしく、この料金設定はそのためだと考えられる。

長々とシステムの話が続いたが、こういう比較をして、短縮できる時間を考えると、定期券を買わない手はなかった。
行きはバスを使って、帰りは歩くことにすれば良い。

街の中央や学校までは、1週間も歩くとだいぶわかってきて、少し飽きていたところだった。この定期券で、行ける範囲も広がったことだし、もっと街を散策できる。
行き先を決めずにフラフラと出かけるのもいいかもしれない。迷子にならない程度に。

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