Le français facile

自然と耳が慣れるのを待っていたら一年かかってもできないかもしれないと、リスニング力の乏しさのあまり天井を仰いだその日からフランスのラジオを聴くことにした。リスニングのドーピング。それをしたところでいつ聞き取れるようになるかはわからないが、とりあえずできることはやってみよう。 Le français facile、簡単なフランス語、と題されたそれは「RFI = Radio France Internationale 」が提供している語学学習者のためのラジオだ。字幕つきで、国内

気まぐれだからこそのかわいさ

キッチンから庭を見ると、灰色のネコが庭を歩いている。近くにいたイザベルに「あ、庭にネコがいるよ！」と思わず呼びかけたが、ネコが庭に入って来たのはまずかったかも、と一瞬焦った。なぜなら、それは私が以前に一度、ネコを家に招き入れてしまったせいかもしれないと思ったからだ。幸い、イザベルは「Oh là là ! ネコが庭に入って来たのは初めて見たわ！」と少し驚いていたが、不快そうな様子もなく、追い払うようなこともせず、そのネコが庭の塀を越えて出ていくのを窓から静かに二人で見守った。

コロコロサラダ マリネとポテサラに飽きたので違うサラダに。 好きな野菜を適当に小さく切る。トマト以外の野菜を（今回は玉ねぎ、ジャガイモ、ズッキーニの順に）炒め、塩コショウで味をつける。 ボウルにオリーブ油・酢大2、オイスターソース大1、砂糖小1を混ぜ、全ての野菜と混ぜ合わせる。

そういえば、2ヶ月が経っていた。

今日は朝のバスが混んでいる。バスはかなり揺れるので、どこかにつかまらずにはいられないが、どこも空いていない。と思ったら、アジア人女性（韓国か中国の方）が場所を空けてくれた。merciと小さな声でお礼を言うと彼女はそっと微笑んだ。 そのまま乗っていると、途中でベビーカーと小さな子ども2人を連れた黒人のお母さんが、「Pardon, pardon, pardon.」と言いながら乗車してきた。「Pardon 」は日本語の「すみません」にあたるが、この黒人のお母さんの「すみません」は

ジャガイモなどのリンゴジュース煮 一口大に切った玉ねぎ、豚肉を炒め、一口大に切ったジャガイモと100mlくらいのリンゴジュースを加えて煮る。出来上がり間近にトマトも加えて煮る。 リンゴジュースで煮てみたが、少し甘く、わずかに香りがするくらいで、水で煮たときとあまり変わらなかった。

冬との我慢くらべ

昨日からまた一段と寒くなった。特に朝。天気予報で見ると5度とある。よく晴れているのに寒い。これまでは日が出ていれば暖かかったのに。口元でも寒さを感じる。はぁーっと息を吐いてみる。白い。いよいよ冬の到来だと思う。指や鼻が冷たくて感覚が鈍くなっている。気づいたら肩をすくめて歩いていた。どうりで肩が凝るはずだ。昨日の帰り道はタイツを履いても脚や肩のあたりが寒くて、たまらず途中でバスに乗った。このままだと散歩もできない。 これまでは長袖シャツ一枚とコートで問題なかったが、いよいよカ

Le château de la Brède

子育ての外部化

せっかくだし、月に一度は少し遠出することにしようと、Googleマップでボルドー周辺を見ていたら、小さなお城があるとわかった。Le château de la Brède、ラ・ブレードの城。『法の精神』の著者で、三権分立の提唱者であるモンテスキューの住まいだったらしい。 経路を調べるとボルドーから南に車で30分、自転車で1時間半弱と示されるが、公共交通機関でのアクセスは表示されない。 車は国際免許を持っていないから不可。自転車はレンタルサイクルを探せばあるかもしれないが、交

「Sandwich au poulet」5€ la Brèdeという小さな街のパン屋にて。 Pouletはチキンの意。 チキン、レタス、ゆで卵が挟まれたサンドイッチ。マヨネーズみたいなソースがかかっていた。30cmくらいと大きかったので、ソフィアと半分ずつにして食べた。

「Chausson aux pommes」2.3€ Chausson はスリッパ、pommes はリンゴ。リンゴジャムがパイ生地に包まれたもの。その形がスリッパに似ているところから名付けられたらしい。 ドイツ人のモナとPAULというのパン屋のチェーン店に行ったときに食べた｡

今日の夕ご飯 ・肉じゃが風トマト煮込み ジャガイモ、豚肉、玉ねぎ、ブロッコリーの芯を一口大に切り、醤油大3と砂糖大2、水約100mlと鍋に入れて火にかける。約10分たったら一口大に切った🍅と🥦の房も入れる。火が通ったら完成 ・ズッキーニと玉ねぎ、ブロッコリー、ハムのポテトサラダ

狭間に漂う

少し赤みのかかったブロンドの、ゆるやかなウェーブの長い髪をしたフェリーは、はじめB2のクラスにいたのだが、10月に私たちのいるB1のクラスを希望して移ってきたドイツ人女性だ。もともとB2のクラスにいたとあって、フランス語がクラスで一番できる。エロイーズが「わかる人？」と聞くときに、だいたいいつも真っ先に手を挙げるのはフェリーだ。 手を挙げる、と言っても日本で一般的にイメージされるような手のひらを開いた形（✋）ではなく、人差し指を立てて（☝️）手を挙げる。それはナチ時代、ヒト