【ココロ】30歳を過ぎて自分がアダルトチルドレンだと気づいた私
私は自分がアダルトチルドレンだということに、30歳を過ぎてから気づきました。
それまでの私は、小さい頃からの夢を叶え、仕事もそれなりに頑張り、周りと同じように恋愛もし、友人と楽しい時間を過ごし、外から見ると充実した毎日を送っていました。
それでも内側は、なんだか生きにくい、あまり自分が気に入らない、なんで私はこんな風に生きてきてしまったのだろう、そんな風に漠然とモヤモヤとした思いを抱えて生きていました。
幼少期をあんな風に過ごしていればきっと私の性格はもっとこうなっていただろうにとか、あの頃もっとあんな風に行動していれば、きっと今こんな気持ちを抱えていなかっただろうとか、そのモヤモヤの責任が過去の自分にあるのではと考えてみたりもしました。
でも、それがどこから湧いてくるのか、なぜそんな風に思うのか、何がどう気に入らないのか、そういったことが全て漠然としていて、どう解消していけばいいのかもわからず、30年とちょっとをこの状態で過ごしてきたのだから、きっともう仕方のないことなんだろうと、諦めの気持ちにすらなっていました。
そんな時、私は「アダルトチルドレン」という言葉に出会いました。アダルトチルドレンは、主に幼少期に機能不全家庭で育った大人のことで、本来子どもに必要なココロの安全基地のような環境を得られないまま育ってきています。機能不全家庭といっても、特に見た目では問題のない、どこにでもある普通の家庭内ですら、大人のように考えて行動することのできない小さい子どもにとっては、機能不全だったということもあります。
小さなココロは、ズタボロに傷ついたまま、置き去りにされています。
アダルトチルドレンについての本を読んだり、ワークに取り組む中で、漠然としていたモヤモヤの正体が、段々と姿を現してきました。その時の私は、今までの漠然とした不快な思いに意識を向ける手段を得て、ようやく出口を見つけられた気がして、とてもホッとしたのを覚えています。
それまでは、アダルトチルドレンなんて言う言葉も聞いたこともなければ、まさか自分の子ども時代にココロに傷を負っていたなんて、夢にも思っていませんでした。そして、それが今の現実の見方を生きづらいものにしているとは、もちろん考えもしていませんでした。
アダルトチルドレンという言葉に出会ってから、たくさんの本を読み、サポートしてくださる方々に出会い、自分を癒す行動を取っていきました。毎日毎日自分と向き合い、今ではトンネルを抜けたように、見える世界が変わっているのがわかります。
自分のココロと向き合い始めるのは、とても勇気のいることでした。見たくなかったから蓋をしていた感情を、今になって掘り返すようなものです。ですが、蓋をしている感情は潜在意識と密接に関わっていて、私たちの日々の選択や行動に影響を与えていると知ることができました。
蓋をしてしまった感情にしっかりと向き合い、意識を向け、光を当てると、自分のココロがわかるようになり、自分自身と仲良くなれるのです。自分が自分に正直でいられると、ココロがとても安心し、安定してきます。
潜在意識の状態にも敏感になることができ、日々の選択や行動も変わります。モヤモヤした状態から抜け出したい時はもちろん、なかなか目標を達成することができないという時にも、一度自分が自分の過去だと思っていることに目を向けてみる価値はあるかもしれません。
実は、ココロに気づくきっかけや方法は、アダルトチルドレンという概念以外にもたくさんあります。さまざまな視点から現在のココロの状態から抜け出し、ふと本来の自分に戻るアプローチがあります。アダルトチルドレンという概念も、その一つにしか過ぎません。
ですが、アダルトチルドレンという言葉がしっくりくる時、あなたにとって必要なアプローチなのかもしれません。
今後、アダルトチルドレンの特徴、おすすめの本、私が行ってきたワーク、アダルトチルドレンから回復して変わったこと、などを書いていきたいと思います。以前の私のように、今トンネルの中にいる方へ、何かのヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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