股旅堂 古書目録 28
何故か、こんなに付箋を貼ってしまった。
別にこれが全部探し物というわけではない。
念の為。
この付箋のことは置くとして。
〝ガマ将軍〟南喜一の蔵書に関するものはこれ一つだけだった。
ない。
ことはないんだが。
巻末に編集後記のようなものがある。おそらく「日本の古本屋」さんのインタビュー記事のようなんだが、そこにまたこんな風に書かれていたりする。
「吉岡」という方が股旅堂の店主でいらっしゃる。
この「ガマ将軍」南喜一の資料。その一部は、先生が購入されたものだろう。「特集」というのは、複数に分けて売りに出されたのだろうか。複数の注文に対してどのように対応されたんだろうか。
そして、あらかた売れてしまった残りが先の「直筆原稿」か。
…………。
よし!
とにかく、2023年6月27号の目録も買おう!
orz
まさかの売り切れ…………。
なんだか、みんな、私の脇をすり抜けていくようだ。
せっかくなので、もう少し読み進めてみる。
岡本功司が南喜一の著作編集のために。
南喜一の著作編集って?
伝記?
これか。
違うものもちょっと混ざっているけど。
南喜一が亡くなったのは1970年だからその前後、か。
(妄想…………)
岡本「あなたの伝記を書きたい」
ガマ「…………」
岡本「ついては、あなたの資料を貸してもらえないか」
ガマ「…………いいだろう。その辺りのものを適当に持って行くがいい」
(あるいは…………)
ガマ「あんた、俺の伝記を書いてくれないか」
岡本「…………」
ガマ「この辺りにある資料を何でも持って行っていい。金も出そう」
岡本「…………いいでしょう」
(とか何とか?)
経緯はともかくとして。
その資料に秋水原稿があるだろうか。
南喜一がどのように保管していたのか、にもよるんだが。
仮に入っていたとして、岡本功司が気付かぬか。
「大半は未発表でした」ともあるから、もしかしてあまり読んでいない、かも?
あるいは、「詳しくはない」と言っているのだから、岡本功司の秘蔵資料ではないのかも。遺族に返さずに古書に出したというのもどうよ、という気もするし。岡本が遺族に返却して、遺族がそれもまとめて処分した、かも。
「かも」ばっかりや。
あ。
全部読めるやん。
「炎の人生」を開いてみて。
「佐和」で検索してみる。
なし。
そりゃあ、ね。
「秋水」
え?
ふぅ。
関係ない。
「幸徳」でも同じ。
「蟇将軍」も「女を泣かすな」も同じような感じ。
ホンマに。
最近、「幸徳」やら、「秋水」やらでどんだけ検索しているか。
さて。
どうするかな。