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『アナログ』映画レビュー

温かくて、暖かくて、悪人のいない映画。

忘れかけていた物をたっくさん思い出させてくれます。

まずは、人の温かさ。
最近、自分はいつもトゲトゲ、ピリピリした人に囲まれて、気づいたら自分もピリピリしていた。
そんな空気を読めてない方がおかしいって思う事で自分の心を保っていた。
でも、この映画に出てくる人たちは違う。
人の温かさに支えられて、それをまた自分の温かさで返す人たち。
それがまた、周りを温める。
そんな繊細で大事なことを思い出させてくれる。

そして、愛。
友達も恋人も家族も、それぞれが愛の形をもって自分と関係を気づいてくれている大切さ。
いつも連絡できなくてごめん。
素直に話せなくてごめん。
そんなことばかり頭に浮かんで
気がついたら泣いていた。
リリーフランキー演じるカフェpianoのマスターが
何も語らず、ずっと見守っている。
それもまた愛の形だったんだと鑑賞後に気がついた。

デジタルの中に縛り付けられず
人対人の生活をもっと、もっともっと
大切にしていかないといけない。

私も、人に温かさを返せる存在でありたい。
人に温かさを分け与える存在でありたい。
寄り添ってあげられる存在でありたい。

そんな風に感じた作品でした。


観たあとは、心がじんわり暖かくなって
誰かに会いたくなるし、
誰かに素直に優しくしたくなる。

そんな作品でした。

20231027
『アナログ』

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