【公認講師が教える】国際唎酒師になるための勉強方法【テイスティングトレーニング編】|具体的な銘柄のおすすめ有り!
国際唎酒師オンデマンド受講コースの講師、藤代あゆみです。
2014年に国際唎酒師になってから、シンガポールで国際唎酒師試験の試験官を何度も経験し、日本酒学講師・酒匠の資格もとって、日本酒が世界中で身近な飲み物になるようにセミナーやワークショップ、執筆など幅広く活動をしています。
国際唎酒師になるための3つのステップでは、全体の流れをご紹介しました。そして、国際唎酒師になるための勉強方法【テキスト編】では、テキストを使った具体的な勉強方法やスケジュールの立て方などを指南しましたが、今回は試験対策としての【テイスティング】についてお話ししたいと思います!
● 国際唎酒師(唎酒師)を受験しようとしている
● 国際唎酒師(唎酒師)のテイスティングの項目を勉強をしているが、どうすればいいのかわからない・・・
そんな方には絶対に役立つトレーニング方法です。
① このnoteを読む
② 日本酒や備品を準備する
③ トレーニングを開始する
という3つのステップで進めていただくと、試験に向けて準備ができると思います。国際唎酒師だけでなく、唎酒師や酒ソムリエを目指す方にもおすすめの記事ですので、とにかくまずは読んでみてくださいね♩(試験対策としては、あくまで国際唎酒師向けですのでご留意ください)
1|そもそもテイスティングってなに?
テイスティング(tasting)とは、日本酒の香りや味を確かめる行為です。要は、日本酒を飲むってことですね! 唎酒師になりたいと思う前に、日本酒を飲んだ経験があると思いますが、この「飲む」ことをプロっぽくやるのがテイスティングです。
国際唎酒師のテキストでは、Ⅵ Tasting(P.175〜)が出題範囲です。
で、テイスティングって実技なので、テキストを読むだけではなくて、実際にトレーニングをしないと試験に合格するのが難しい・・・というか無理ですね。国際唎酒師になるには、日本酒を飲んでナンボなんです!
ときどき「私はお酒が強くないから、資格をとるのは無理かも」とおっしゃる方もいるのですが、そんなことはありません!!! 私の知っている限り、お酒に強くない人が資格をとっている方ってたくさんいらっしゃるんですよ。(これも面白い話なので、おいおい書きます)
というわけで、実際のトレーニングをしていくためのことについて書いていきますね。
2|トレーニングをはじめる前の準備
テイスティングのトレーニングをするぞ!と思ったら、絶対に必要なのが日本酒です。でも、どの日本酒を飲んでトレーニングを重ねるのが効果的なのか、わからないですよね・・・。
▼女性の方はこちらもチェックしてみてくださいね▼
テキストにもあるとおり、国際唎酒師(唎酒師)の場合は、主に4つのタイプ:薫酒・爽酒・醇酒・熟酒について、体に叩き込む必要があるので、最低でも4種類は飲む必要があります!
そのときに、実はトレーニングに使う日本酒よりも大切なのが酒器、つまりどんなグラスに入れてお酒のテイスティングをするかなんです!
① 準備するグラス
試験の際にも使うISO(国際基準協会)が定めた国際規格テイスティンググラスを1つ、可能ならば2つ以上買っておきましょう!
お気に入りのお猪口や、ワイングラスをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、試験で実際に使うのがこのグラスです。試験に限らず、プロがテイスティングの際に頻繁に使いますから、資格をとるかどうか決めていなくても、一つあるとプロになった気分になれた楽しいですよ♩
酒器については、これも語り始めると延々書けちゃうので(笑)とにかく今は、試験対策のためのトレーニング用としてこのグラスを準備しておこう!と覚えておいてくださいね。
② トレーニング用の日本酒
次に、実際に飲む日本酒ですが、SSIのオンラインショップで先ほど紹介したISOのグラスと一緒にテイスティングトレーニングに使えるお酒がセットで販売されています!(お酒だけの販売もあります)
これを飲み比べて、「薫酒ってこういう香りのことか」とか、「醇酒の味わいの特徴ってこんな感じなんだ」など、4タイプについて経験を通じて知ることが大切です。
飲む前、そして飲みながら、テキストの【テイスティングコメント】をよーく読んで体に覚えてもらいましょう!
しかし、試験に合格するために、自分で、自宅で、一回飲んだだけで受かる・・・なんて、そんなに簡単ではないのも事実です。
とはいえ、浴びるほど飲めばいいわけではありません(笑)
3|トレーニングの方法
いよいよ「どうやってトレーニングをするの?」ということのお話をしていきますが、日本酒って、すごく安いものもあれば、気軽に手を出せない高価格帯のものまでたくさんあるので、試験対策のテイスティングトレーニングのためにガバガバ飲むのはお財布事情的に難しいと思います。
なので、なるべくお金をかけずに、スキルを上げるためのやり方をご紹介したいと思います!
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