はじまり
小学校3年生ぐらいのある夜
わたしは初めて宇宙との繋がりを感じた。
それは幼いわたしにとって
とてつもなく怖い感覚だった。
ただ確かに感じたことは
もしも永遠というものが存在するならば
それほど怖いものはないということ。
もしもこの地球が100年後も1000年後も10000年後も…ずっと周り続けたら?
永遠に存在したら?
そこには喜びも悲しみもないのだというのとを。
感じたのでした。
地球が果てしなく周り続けている様子を
宇宙から見ている映像が浮かんだ。
家族は全員眠りについていて
わたしだけが一人目を覚ましている
とはっきりわかった瞬間だった。
これが、宇宙という存在を強く意識した
わたしにとって初めての体験だった。