又吉直樹さんをつくる
目標を決めた
6年前から趣味として手芸を始めたんですが、刺繍から始まり、今では独学でキャラや人物の顔をフェルトで作っています。
そんな中、夫が念願の短期海外留学に行ったことをきっかけに、私も何か目標が欲しいなと思い、「2年以内に個展を開く」ことを目標にしました。2024年の秋とかにやりたいなぁ。
なので、まずは作品を用意しないと。今は人にお見せするということを前提に人物の顔を50個になるまで作っています。
そんな目標を定めてからまず最初に作ったのは又吉直樹さん!
又吉さんのYouTubeチャンネルが好きなんですが、又吉さんの話を聞いてるとなんだか創造性を掻き立てられるんですよね。なので、一発目はリスペクトの気持ちを込めて又吉さんを作りたかったんです。
又吉さんを作っていく
まずは、下描き。ここでは細かく似せて描く必要はないんですが、目鼻口などのパーツの位置はしっかり決めていきます。
次にフェルトを重ねて凹凸を作っていきます。凹凸具合は人によって変えます。又吉さんの場合は、ほうれい線の凹凸は出さずに、鼻や下唇、頬の凹みに凹凸をつけます。
目と口は別にフェルトを組み合わせるので切り取ります。これやるとだいたいホラー顔になるので記録写真が怖いです。すみません…
凹凸をさらにしっかり出すために、糸で凹凸を強調します。
眉毛を刺繍で作ります。女性なんかはフェルトを貼ることが多いんですが、男性はナチュラルさを出すために刺繍で作ります。めんどいです。
別で作った目と鼻を合わせていきます。この時点で、「似てなさすぎる」という恐怖が…パーツは悪くないのに、全体で見ると又吉さんとは程遠い。
アイラインを刺繍でつけていきます。「これでバランスが良くなるか!?」と思いましたが、目が生き生きし過ぎている。又吉さんのあの死んだような目にしたいのに…
アイラインをちょっと太くしてみたり、毎日全体を眺めてどこを調整したらいいか考えます。毎日見てるともう私の中の又吉さんがゲシュタルト崩壊。何が…何が足りないんだ!
結局、瞳の中の光を消して、口元を強調するために糸で線を引きました。顔はもうこれで限界。生気は抑えられたかな。
髪は、まずベースとして黒フェルトを貼ってから、羊毛フェルトで又吉さんのふわふわウェーブの髪を再現し、これにて全て完成!
私のお面は凹凸があるので、角度で雰囲気がちょっと変わったりします。似てる角度を必死に探す。
意気揚々と姉に写真を送ったら、「怖すぎる」と言われました。又吉さんの雰囲気が出ている証拠ということで…ヘヘ
おわりに
又吉さんの独特の雰囲気が好きなんですが、それを出すのが非常に難しかったです。雰囲気って再現が難しいんですね。
冒頭でもお伝えしましたが、又吉さんのYouTubeチャンネルおすすめです!
又吉さんのあの声のトーンや喋る速さなんかは聴いていて落ち着きます。でも、しっかり笑わせてくれるから元気も出る。
この走れメロスの新解釈はめちゃめちゃお気に入れです。更新を待ちわびてたし何回も見返してます。走れメロスで声出して笑いました。
あと、「百の三」という企画があって、
1つのテーマで100の回答を出してから、
3つだけ、特に相応しいと思う回答を選ぶというものがあるんですが、繊細さんの回は共感が多くて何回も何回も観ています。
HSPと言われる「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」の特徴を又吉さん自身の行動とかから100個出していくんですが、斜め上過ぎる気にしぶりも面白かったです!
是非是非みてみてください〜!!