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なぜ世界でも認められる様になったのか?それは【宮本武蔵】にあった

今回は選手と帯同していた時に感じた事を思い出してみます。

あいも変わらず急速な近代成長と、そのスピードにインフラとモラルがついていかないこの国で、虎視眈々とチャンスを狙いながら楽しんで勉強しております!

今回はwang選手の帯同だったのですが、話が変わり、天津ナショナルチームの試合に帯同する事になりました!

この大会は年に1度の中国最高峰の中国ナショナルチームの統一戦だそうで各省のナショナルチームの気合の入り方が半端ない汗

天津ナショナルチームは15年連続で優勝してるらしく、自分達も周りからのプレッシャーも半端ないです!

ホテルなんかもプレーヤーとコーチ含めて15人の大所帯なのに4星ホテル!
いやー凄い!部屋は広いし、綺麗だし!まぁ中国らしく細かな所は雑ですが笑

中国遠征中にも、改めて大事だなという「気づき」があったので今回はそれを記事にします。

今回は中国で天津チームの試合に帯同しましたが、チームメンバーが豪華でした

WTA最高12位のシングス選手
WTA最高43位のシングルス選手
WTA最高20位と23位のダブルス選手達

チームメンバーはみんな世界中を年間に戦い抜いてきている選手達でした!

今回の大会には目を見張る選手も多く、中国の人口の多さから、身体能力に恵まれ、その子達が世界に戦っていけるシステムが存在している事が目に見えてわかりました。

そして、その私のチームも含めて強い選手や、試合に勝つ選手達の共通点が

「球際の一瞬の『間』」

言い換えると、

「球際の一瞬の余裕」

があるか、ないかでした。

これは、昔から、父である田中先生が常日頃、言っていたもので、試合に勝たせる為には球際の『間』
を作れるか否かと話していました。

要は、テニスという競技は相手に支配されている時間が長いか、相手を支配している時間が長いか。が勝ち負けでは大事な要素です。

1試合何百球と打ち合うスポーツで、いかに相手のボールを自分の『間』(自分のバランス・タイミング・リズム)で打ち返し続けられるか。という事です。

フットワークの真髄もここにあるでしょう。

全てはここに繋がるのです。

トレーニングをして、脚力の強化・上半身のパワー・スピード・フットワークなどを一生懸命練習している選手を見ますが、この「球際の間」を意識してトレーニングしている選手は少ないでしょうね。。

スポーツビジョンの関係もありますが長くなるのでこれは今度。。。

運良く、生まれつきその感覚を持っている選手
運良く、そこに無意識や意識して気づいた選手

はトレーニングの効果がテニスのパフォーマンスに即、役立つでしょうが、そこに気付けづにトレーニングしている方々は、身体は変わってきたがテニスになると表現できなかったりしている印象があります!!

スピードを上げたり、フットワークを良くするのは、この「球際の一瞬の間」を作る為なんだと意識して是非トレーニングに励んでみてください!!

これから、またオーストラリアオープンなどで強い選手を観れる機会が多くあると思うので、ラケットワークだけではなく、そこら辺も意識して観てみると面白いですよ!!

私も自分のトレーニングがなぜ、海外の方や選手に興味を持っていただけるのか、何が周りと指導が違うのか考える事がありましたが、ここに答えがあった様です。

トレーニングをさせる意味が身体を作る事は、あくまで手法であって、常にこの支配権(球際の『間』余裕)につなげる為のトレーニングなので、海外に呼ばれる様になった様です。


まだここの感覚的な事を、トレーニングのドリルに組み込む事が難しいらしいです。

この感覚を、幼少より、私の身体に入れてくれていた父には感謝ですね!!

この気づきを感じた時に思い出した、小話を一個

昔、父である田中先生と、伊達公子選手のコーチであった、小浦先生が良く話をしている時に、この「間」の話をしていました。

日本人選手が勝つためには、海外の選手と同じ練習の意識をさせても勝てないよ。

外国は狩猟民族、動物を狩り、肉を食べて進化している。日本人は農耕民族、米を食べて進化している。

外国は押す文化・日本は引く文化(ノコギリや刀、格闘技など)

外国の母は子を守るとき、自分の身体を前に出し相手の方を向き、威圧する。日本の母は子供の方を向き、子供を抱きかかえ相手に背中を見せて子を守る。

この違いがわかれば、日本人と外国人の性格の違いもわかれば、考え方も違う。身体の質さえ違うのは一目瞭然なのに、みんな外国人のマネばかりする。真似だけしていて、日本人がオリジナルの外国人選手に勝てるわけがない。。

なんて、熱く語っており、私が「じゃあどうやったら勝てるのよ!』と聞き返したら。

『押すんじゃなくて、吸収してから押すのよ!その為には、どのボールも自分の「間」に入れなきゃならんけどな。ガッハッハ』と。。。

難しすぎてわからなかった私に、わからなければ、まずは宮本武蔵の五輪の書を読みなさい!!と言われ、私は更にチンプンカンプンでした笑


いまとなっては少し、わかってきた気がします。

トレーニングのプログラムがなんやかんや、ではなく。相手と相対する事の試合などでは、空気の読み合い。相手との空間、距離の取り合い、タイミング「間」の崩しあい。

こう言う事も含めてトレーニングなんだとわかってきました!!

皆様もトレーニングをする際、身体の能力強化だけにとらわれず、「間」なんかを意識して練習すると面白いですよ!

文字に説明する事は難しいので、日本にいる間だけですが、是非遊びに来てみてください笑
トレーニング紹介いたします!!

TPPトレーニングスタジオ

それでは、
アデュー

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