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2年間リモートワークして変わった「当たり前」②コミュニケーション

前回に引き続き、2年間リモートワークをやってみて、いまの「当たり前」を書いてみようと思う。

すっかり私たちの日常となったリモートワーク。
私はコロナ禍で転職活動をしたため入社当初からリモートワークだったが、入社当初に感じていた不便さがいまは日常化していることに驚いた。
むしろ楽だと感じるくらい。
2年間やってみて、いまの「当たり前」を書いてみようと思う。

https://note.com/ayuma472/n/nc864ee8b7cca

第2弾はコミュニケーション。

リモートワークの初期は、対面に勝るものはないと思っていたし、それが一般論でもあったと思う。いまも、オンラインが対面と同等またはそれ以上というつもりはないけれど、意識的に機会を作れば問題ないとは言い切れる。

入社初日、先輩から「少なくとも最初の1週間は出社した方が良いよ」と言われた。コロナ禍で入社した人たちが、精神的に耐えられずに何人も退職したことを受けてのアドバイスだった。
言われた通り(というか物理的に印刷等の雑務などを頼まれることが多かったので)、最初の2週間は毎日出社してみたけど、結局上司や先輩がリモートワークで、お昼ご飯は一人ぼっち・会議は全てオンラインというありさまだった。

そこから、リモート9割・出社1割の生活になった。
当時わたしは40世帯程が暮らすシェアハウスに住んでいて、自室とは別に共有の作業部屋があった。同じようにリモートワークをしている人も多かったので、息抜きに仕事に全く関係ない話をしたり、他の人の仕事内容を聞いたり、会社にいるよりも生身の人間と話す機会は多かった。
この時ほど、シェアハウスを選んで良かったと思うことはない。色んな職業、嗜好、生活時間が混ざりあいながらも、一人の空間はしっかり確保できる最高の空間だった。

そこから去って1年程が経つ。
夫婦2人暮らしとなったいま、仕事以外の話をするのは夫のみ。リモート9割・出社1割の生活は変わっていない。
でも、会社の居心地や距離感はぐっと縮まり、4月頃から新しく築き始めた人間関係も、中々良い具合に成熟している。

意識したことは2つ。

①対面で会うときは、いつも以上に明るく元気に
②会議の冒頭は雑談をする

①対面で会うときは、いつも以上に明るく元気に
わたしはどちらかと言うと、明るい方だと思う。笑い上戸で楽しいこと好き。人見知りもあまりしない。
そういう気質だから無理なくできるのかもしれないが、会社でばったり会ったときは「こんにちは!」と明るく挨拶するように心がけている。同期や年下の後輩であれば、手も振ってしまう程に。”心がけている”と書いたけど、殆ど勝手にそうなっているレベルだ。

そうすることで次にオンライン上で会ったときのハードルが下がり、一段踏み込んで自然に会話することができるような気がする。

こういう関係性の人がたった数人でもいれば、会社自体の居心地はずいぶん良くなってくる。ひいては、モチベーション・パフォーマンス向上にも繋がってくる(個人差はあると思うが)。

②会議の冒頭は雑談をする
2つ目は、リモート会議での雑談である。これが意外と難しい。
リモートワークとなったことで打合せの移動時間がゼロになり、多い人で1日8つ程の打合せをこなすことになってしまった。1日のスケジュールが全て会議で埋まっている状態だ。これは間違いなく、リモートワークの弊害。
この状態は役職が上がる程に傾向が強まり、SMクラス以上は中々時間をもらうのも難しいので部課は困っている。

上司はいつも会議尽くしで忙しく、打合せ開始早々ピリピリしたムードが漂い最悪である。何とか会議を穏便に、次の作業に気持ちよく進むための時間を過ごしたいのだが、このままでは難しい。
そこで、雑談の登場だ。

わたし「今日もめちゃめちゃ会議入ってますね。さすがにばてちゃいますよね。」
上司「・・や~そうなんだよね、もうぐったり笑」

それは雑談じゃないでしょ、と言われるかもしれないが、上司の笑顔が見えればこちらのもの。少しでも気が緩み、ふっと笑ってもらえるだけで、バリアは崩すことができるのだ。


以上の通り、リモートワークでのコミュニケーションは、自分の心持ち、ちょっとした行動の変化で改善の余地はある。
この先一生、対面はいらない!ということではなく、意識的に機会を作れば問題ないということが伝われると良いなと思う。

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