大人になるって楽しいことだと伝えたい
先日、長男がため息をつきながら、
「はぁーっ、大人になりたくない…」
と、ぼやいていた。
初めての“受験生”となり、不安とプレッシャーの中、将来を考えることが憂鬱になっているよう。
『仕事=忍耐』を植え付けてしまった責任
離婚した当初は、子どもたちと3人、生きていくための収入を得るために『正社員』であることが必須だったし、同時に『簡単には休めない』という働き方しか選べなかった。
子どもたちが体調を崩すたび親を頼らなければならず、親への恐怖がまだ大きかった私は、いつもピリピリした空気を出していたと思う。
働いていた環境も、
“小さい子どもを育てながらのワンオペ35歳越え”
で正社員として採用してもらえるところは少なく、条件重視で選んだ結果、ブラック企業を転々とする羽目になった。
そんな私を見ていた子どもたちは、きっと、
仕事というものに対して
つらいこと、自由がないこと、いろんなことを犠牲しなければならないこと、…
といったネガティブなイメージが強くなってしまったのかもしれない。
大人でもワクワクしながら楽しむ姿を見せる
ようやく子どもたちも少しずつ手が離れるようになり、私も自分自身の生き方について考える時間が生まれている。
これからの人生は、子どもたちが未来に希望を抱けるような生き方を示していきたい。
私がこんな目標を持てたように、子どもたちにもそれぞれ必ず、生まれてきた意味や生きる希望となる道があるはず。
そんな希望の道を照らすために、まずは私自身が、この人生を楽しみながらワクワクする方へと進んでいく姿を見せていこうと思う。
いつだって軌道修正すればいい
ただ、その希望の道は決して一本道ではないかもしれない。
道を照らすだけでは、その先でつまずいたとき、横道に逸れてしまったとき絶望感が大きくなってしまう。
本当に伝えたいことは、
“失敗しても、間違えても大丈夫”
“いつだって、どこからだって、もう一度立ち上がって歩き出せばいい”
ということ。
最初から、何にでも果敢に挑戦できて、自分の興味の惹かれる方へ躊躇いなく進んでいける人にはできない、
何度もつまずいて、遠回りだらけの道を進んできた私だからこそ照らせる道が、きっとある。
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