断捨離はいつも、私に大切な気付きをくれる🌱本当の幸せは『ありのままでいられること』
掃除と片付けが、苦手な私。
常に時間の足りない、シングルマザーのワンオペであることを自分への言い訳にして、
苦手な家事は、いつも後回し。
“後でゆっくり片付けよう”
と思うモノたちが、日に日に積み上がり、
定期的に大がかりな断捨離タイムが訪れる。
今回、スペース確保のため数年ぶりに手をつけた、アルバムエリア。
子どもたちが生まれたときの写真には、元夫やその家族が写っているので、これまで極力触れずにいた。
この頃のアルバムは、出産祝いのいただきものなどで、かわいく装飾された布製のものが多く、
長年、湿気の多い我が家で放置されたことで、シミや虫の被害に遭ってしまった。
ただ、中身の写真は、元夫たちが写っているとはいえ、私にとっても子どもたちにとっても、大切な思い出であることに変わりはない。
写真だけ抜き取って、別のアルバムに入れ替えることにした。
一枚一枚、手に取ってみると、
生まれて間もない子どもたちが、徐々に成長していく様子が蘇って感慨深いのとともに、
私自身の姿からは、“どこか満たされていない感”が漂っていた。
初めての子育てに、体力も気力も擦り減り、
元夫は仕事人間だったので、すでにワンオペ育児。
さらに、出産を機に退職したことで、自分の美容や健康のためにお金を使うことはできない。
当時は、それが当たり前の
『幸せな家族のかたち』だと、思い込んでいた。
“父に気を遣って、耐えることが常の母”
そんな、私自身が育った環境に反発しながら、
結局は、
性質が違うだけで、同じところに向かおうとしていたのかもしれない。
案の定、その『かたち』が私に合うことはなく、
シングルになった今の方が、断然、満たされていると感じている。
『適齢期』と呼ばれた年齢で結婚し、マイホームを持ち、子どもたちを授かった、
そんな、すべてを手に入れたと思っていたあの頃よりも、無いものばかりの今の方が、心から幸せだと思う。
ただ、『シングル』だから良かったというより、元夫との生活は、私らしくいられない毎日だったから。
大切なのは、『家族というかたち』がどうあるか、ではなく、自分自身がどうあるか。
結婚していても不幸に感じている人もいれば、
パートナーと心が通っていなくても、婚姻関係に安心できる人もいる。
自分の望む『ありのままの自分』でいられる状態が、
きっと、本当の幸せなのだと思う。