アトリエ経営始まり始まり
2年前東京にいる頃から温めていたことがようやく始動。
昨夜は落ちつかず殆ど眠れなかった。ちょうど新月時間あたりに家を出て、アトリエにて呼吸と場を整え、Macに向かう。
最初に何を書くべきかずっと考えていたのだけれども、まあやはりこのアトリエをやっていくにあたり、自分の初心を書いておくことにする。
このアトリエは創造的な場であること。
年齢や他の子供を引き合いに出さず、
個で対峙すること。
私自身が決して教育者にならず、
美術家であること。
自分を過信も疑心もしないこと。
子供にエゴイスティックな
期待をしないこと。
私と子供は創造する場において
対等であること。
子供同士の関係性に大人として介入し、
場を掌握支配しようとしないこと。
大きな器量を持つふりをせず、
むしろ狭量さをモロ出しにすること。
無理をせず、設定に捉われず、
流れを重視すること。
社会に不要となった時は、
自己保身のための持続をしないこと。
子供には常に、アンバランスで欠陥だらけ
の不恰好な等身大の私でいること。
子供と場を根源的に信頼すること。
というようなことくらいか。こうして見ると自分のしょぼさが露呈しているだけのような気がするが、そこを隠してもいずれバレるし、芸術とはどの観点から見ても救いようがない部分を掬い取り、アイデンティティを超えた価値観にすることであるので、これもその過程だと思い込むことにする。
アトリエを開設して1年8ヶ月。最初はこの小学校のエネルギーが極端に低い場であったため、影絵団hoshifuneに場開きをしてもらい、子供らがそこに光の球のようにエネルギーを巡らせることで、どんどん場の質が上がってきた。今となってはとてもいい場となっている気がする。
このアトリエは子供のための慈善事業ではなく、第三者が本気で子供の創造性に働きかけるとどうなってゆくのか、という長期的な創造的事業である。もちろんその中で彼らが喜びや幸福感を得られることは重要で、逆に言えばそうでなければ結果的に意味がない。
というような感じで初回メルマガは終了します。最初にこのメルマガ登録をしてくれた方々がこの文章を読んでくれているわけで、本当に心から感謝します。このような取り組みに賛同し、共感し、興味を持ってくれる人がいることは怠け者の私の活力になります。次回満月は高校生の→アチャ←コ(左右アチャコ)の投稿です!彼女がどういう投稿をするのか、お楽しみに。