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49日目 落ち込む一日、傲慢なギター少年に出会う〜プノンペン〜

昼頃起きる
ぐっすり眠ったようだ

この配置はどうなの?
100%偽物だが、CHANELの毛布にくるまって寝た

昨日値段だけで選んだ宿は立地が最悪だったので、移動する

汚ねぇ
プノンペンの市場

ひとまず飯
初カンボジア飯だったが美味しくなかった
まずいと言われても仕方ないクオリティだった
麺も、練り物も、葉っぱも全てが美味しくない
詐欺の被害をだいぶ引きずっており、全く気持ちが晴れない
街のゴミや美味しくない飯にばかり頭がいく

肉まで美味しくなくてただ苦痛
こんなに調味料があるのに
どれも料理に合わないミラクル

宿に荷物を置き、気分転換に

キラキラを摂取するべく
猫がいる道端のカフェを選ぶ
普段飲まないチョコのでかいやつにした

メコン河が近いので散歩する
大嫌いなハトが信じられない数いて吐き気がする
どんどんテンションが下がるばかりである

絶望の世界

宿のエアコンが効くのは夜以降なので、昼はとても宿には入れない
とはいえ、これ以上歩く元気もない
ぼーっと川沿いでアコギでも弾くことにする
するとミャンマーから来たという青年が声をかけてくれる
しばらく話していると彼は、ユーチューバーとボクサーとサッカー選手になりたいという
年齢は24でほぼ同い年、心に余裕がない僕はそんなの不可能だろとしか思えなかった
終わってるなと自分でも反省するが、反省したからと言って余裕が回復するわけではない
頭ではわかっているが、心が追いつかなかった

ミャンマー青年

しばらくすると現地の子供達が群がってくる
1人はちょっとだけギターを弾けるらしく、貸して貸してと言ってくる
もちろん貸してあげたが、こいつがなかなかにやらかしてくれる小僧だった
まず10歳なのにタバコを吸っている、こっちでは常識なのかもしれないが、悪ガキという感じだった
彼はギターに夢中になり、持っていたタバコがアコギに当たっているのに気づく様子もない
慌ててタバコを取り上げたが危うく買ったばかりのアコギを燃やされるところだった
他のやつもギターを弾きたがったので貸したが、コンクリートの階段に引っ掛けたり、ピックを無くしたり散々だった
ミャンマー青年とガキたちの面倒を見ていると少しずつ元気になっていった

放火の犯人はこの赤い服の子

彼らと写真を撮って別れようとしたところ写真代と言って金をせびってきた
アコギの貸し出し料を求めたら笑って帰って行ったが、なかなかに太々しい子供だ
ギターを燃やしたり、すでに肖像権があったり、将来有望な野郎だ
将来のジミヘンだ

子供達のお世話とミャンマー人の希望に満ちた話によって無理矢理感はあるものの少し活力が出てきた
自分を元気づけるためにちょいお高い料理を食べる

lok lakという現地料理

今日の自立散歩のお供
銀杏BOYZのねえみんな大好きだよ

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