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227日目(1/15) コブラに噛まれた真っ青になった皮膚でシヴァを感じるぶっ飛びババ、インド人のヤバいやつはスケールが違う🇮🇳#86 inリシケシュ

朝の瞑想
無料なので結局自主練が多くなる
いつも場所を変えてやってるけど
どこ行ってもガンジス川を感じられるのが嬉しい

本場でアーユルヴェーダマッサージを受けた
良いと評判のところ行ったけど結果から言うとまぁ俺はマッサージはもういいや

オイルをべちゃべちゃに塗られながらマッサージ
やっぱりタイ式とはだいぶ違う
というか痛い
なんかおへそをゆっくり触るっていう謎のマッサージがあって
くすぐったすぎて地獄だった
エネルギーがあるからとか言われても耐えられないって

夜、今日はニキータの最後のギターショーとのことで俺ら行きつけのカフェにやってきた
カフェに宿泊してるいつもの奴らと、普通にカフェにやってきたお客さんたちと宿のスタッフたち
落ち着く自由すぎる空間
ラップを流したいインド人とギターを弾きたいニキータで喧嘩とかも起きて盛り上がった
インドの喧嘩はあくまでも主張のぶつかり合いであることが多く、空気が悪くならないのがすごい
俺も自然と文句が出る、嫌いとかムカつくとかじゃなくて、その場の感情の結果だ
だから自然と喧嘩が終わるとより良い関係に昇華される
喧嘩含めて落ち着く空間なのだ

最高の出会いだったニキータ
サンタナのカバーが特に俺のお気に入り

やってきたお客さんのインド人がニキータのホテルカリフォルニアで熱唱
いつメンの飲んだくれおっちゃんも混ざって踊りまくり
騒いでたら近所の人から文句がきて、平日夜に騒ぐなということで閉店

あほすぎる
何をやってるんだ、なんで直さないんだ

結局カフェが閉まってからも併設の宿に泊まってるやつの部屋に移動してダラダラする
こいつがヤバいやつだった
完全にぶっ飛んだ野生の男って感じだった
自然大好きな男もインドとなるとスケールが違う
まず野生のゾウやトラに囲まれて育ったらしい
毎日学校の帰りはゾウに乗って帰るとかいうわけわからんっぷり
彼は動物大好きで人間なんてくそだって感じだった
特にすごいエピソードが
コブラに噛まれて、しかもそのコブラが普通だったら死ぬようなやつ、足が真っ青に変色しても、彼の神シヴァに近づけたシヴァの思し召しだ
ということで病院などには一切かからず、友達や家族の忠告を振り切りただただ自然に回帰することを目指したっていう
いやなんで生きてるんだ?

ヤバいやつは普通に街で生きててもヤバいことを引き寄せるらしい
数週間前宿に泊まってたら床が抜けて下の階に落ちて骨折しただの、列車の車内で隣になった人とセックスしただの、街に出た熊を捕らえに行ってその場で調理してみんなに振る舞っただの
いやどうやったらそんな状況になるのってことばかりだ

ヒマラヤの山もたくさん登ってきたらしく、高いのが全てじゃないとのこと
なんとかっていう切り立った崖のような山で、友達も事故で亡くしながら、何度も登頂したらしい
死ぬのは自然との同化で野生のままに生きることの方が生き延びることより優先すべきことらしい
他にもイルカと戦ったとか、ハリネズミの肉が一番うまいとか、サソリの倒し方とか、もう何から何まで理解できないような話ばっかりだった
普通に考えたら嘘に聞こえるけど、どれも写真やら動画やらがあって本当にやってるから恐ろしい
彼はサーフィンの先生やら猟師やらが職業らしい
猪を仕留めるために銃がたくさんある、今も持ってるとか言って泥酔のまま大声出して鞄をガサゴソし出してまじで命の危険を感じた
結局インド流のブラックジョークだった、インド流というか彼のぶっ飛んだ人間性だからこそなせるジョークだった
スケールが違いすぎて終始別世界にいるみたいだった

結局帰りは午前4時
今日は川の反対側まで1時間かけて夜道を歩かないといけない
街灯がない道もあって普段だったらビビり散らかすところだけど
ババのぶっ飛びエピソードを聞いた後だとなんか余裕な気がして
意気揚々と帰宅した

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