見出し画像

185日目(12/4) ブルーシティーとかいう街制覇したった🇮🇳#44 inジョードプル

昨夜ウダイプールを出発して朝ジョードプルに到着した
どれどれまずは宿を目指しがてら彷徨きますか

早速きたねえ
大抵の街はゴミの山があるだけなんだけど
この街ではゴミが流れてやがる
つまり坂があるということ
うむ、素晴らしい街の予感
街なんて坂があればそれだけで良いんだから
普通の通りの公衆トイレ
なんかで覆えば良いものをなんたってこんな丸見えに…
おじいちゃんが全く気にすることなくうんこもしてた
小だけじゃなくて大もあるのが芸術点高い
他の街では見なかった
つまり良い街の予感
小さい街ではあるけどそれなりに商店街は賑わってる
新しい街に期待を膨らませながら歩いていると…
おいおいおい
なんだあのでっけぇ岩は!
すごいわくわくさせてくれる街じゃねぇか
この街のシンボルであるデカ岩を見た後では
そこらの犬もどこか誇らしげに見えるぜ

宿着

宿のルーフトップからの景色
街のど真ん中にでっけぇ岩が見えて
その麓にはなるほど、青い家が見える
これがブルーシティーたる所以か
しかもなんなら岩の上には要塞らしきものがあるらしい

こうしちゃいられない、猛スピードで宿を飛び出す、わくわくが止まらねぇ

宿からしばらく歩くと青い壁の家がちょくちょく見えてくる
他の街でも大量に野良犬はいるが子犬は珍しい
ジョードプルには溢れんばかりの子犬がいる
犬にとっても魅力的な街のようだ
うおー!
全家青いぜ
家が青いとちょっとした洗濯物とかが映えること
それもこれもインドの派手色の服のおかげだけど
道も狭いし入り組んでる
素晴らしいじゃないか
細い道と坂という個人的二大散歩街評価ポイントを確実に獲得してきやがる
まずは全貌を知らなきゃならない
すなわち上り坂は全て登らなきゃならない
どんどん岩が近づいてくる
同じ青でも水色から群青色までいろんな壁がある
一つの家の中でもフェンスやタンク、階段などで濃さを変えてる
ハイカラなお家もある
バランス的には茶色の普通の壁の家の中に
青色の壁の家があるって感じ
周り全部青ってのもイカすけど、このくらいの割合も青が映えて見応えがある
登って道なりに進んでると、いつの間にかでか岩戸は反対の方向へ
それでもめげずに進んでたら白い宮殿に辿り着いた
宮殿も綺麗なんだけど、宮殿バックに写真を撮るサリーの女性が綺麗なこと綺麗なこと
宮殿のそばにはいかにも偉そうな将軍さんらしき人物
一緒にあの要塞を攻め込もうぞ
いや、よく考えたらあの城のやつか
宮殿を後にしてまたしばらく道に沿って歩くと高い小山が
とにかく高いところに飢えてた私の体は自動的にその方向へ
てっぺん到着
なんか旗が大量にある
きっと俺のためだろう
裏側も制覇した
岩の上にあるジョードプル要塞がよく見える
要塞すらも見下ろす
もう実質この街を制覇したも同然だ
ついでに鉄塔も制覇してやった

ここは夕暮れのスポットでもあるらしい
ただ日没まではあと2時間もある
ずっとここにいるのもしんどいなーと思ってると、ちょっと離れたところで屯ってた女の子たちが声をかけてくれた
しばらく話してると年代も近くて結構話が盛り上がる
特に彼女たちの人懐こさはすごかった
これが海外の陽キャかーってなった
そこに彼女たちの友達たちと地元の子供達も合流し、一人旅中のフランス青年まで集まった
フランス青年はドローンを持ってて、それに夢中になったインドのみんなは我先にとドローン撮影をねだってる、インド人の写真撮影へのえげつない自己顕示欲はどっから来るのだろう

インド人の男の顔面が老けて見えて困る
何歳に見える?ってめんどくさい質問があるが、これは万国共通だ
万国共通なんだけどインドは特にだと思う
ほとんどの人がしばらく話して仲良くなると聞いてくる
しかも男が聞いてくる
結構良い歳したおっさんまで聞いてくる
そんでもれなくみんな老けて見えるから困る
概ね髭のせいだとは思うが、とにかく老けてみえる
20代でも6,7歳は違って見えるし、50代とかの話になるともう何がなんだか
しかも仲良くなってきた段階で聞いてくるのがこれまためんどくさい
案外自分がいけてるかとか気にするので、微妙に傷ついてるのがわかるのがだるい
もうそんくらいダメージ受けて然るべきだって考えに至ったので今では気にしなくなったけど

すっかり仲良くなって明日もまた会おうってことになった

彼女たちのおかげで日没まで退屈しなかった
彼女らおすすめのカフェで明日また会おうと約束してバイバイ
夜お酒を飲むとかいう文化があんまりないからこそのこの時間の解散
日が暮れたから帰りましょうとか小学生気分で嬉しい

帰宅

ディランとかいう店があったから吸い込まれるように入って
流れるままに御ビール頼んじゃった
この街に晩酌の文化がなくても日本人の俺にはあるのです
ひっさびさの乾杯相手がボブディランとは光栄です、
「ボブディランさん、やりましたよ、この街制覇しましたわ」

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集