79日目 ドミトリー同部屋の人達とチルタイム
朝からリリィシュシュのすべてに奪われる
朝から同部屋のインド人に誘われ一服したのち、みんなが集まってくる前にそそくさと逃げ出し
宿に戻って一人リリィシュシュのすべてを観る
何回も観てきた大好きな映画、邦画だったら個人的No.1だ
何度目でも圧倒的に刺さる
客観的な出来事ベースで物語は進んでいくものの、その中に溢れているぐちゃぐちゃな感情の量とその濃さは圧倒的で
そしてそれらの押し殺された感情が痛いほど突き刺さる
思春期真っ只中の彼らの狭い視野から見える世界と対比されるように描かれる音楽と風景
彼らの世界に音楽と風景はすごくマッチしているが、そこが唯一の救いの開放感というのも苦しいが美しい
岩井俊二監督は特に若者の視野の狭さを描くのが上手いと「打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか」や「四月物語」からも個人的に感じておりそこがまた大好きだが、
リリィシュシュのすべてでの、この鋭い切り込み具合は他と比べても圧巻で、自分も多感な時期に出会えて本当に幸せだったと思う
とまぁ要するに朝からだいぶくらいまして、昼過ぎ、下手したら夕方ごろまでは飯も食べずにずっとベッドの上でゴロゴロとしていた
共有スペースでチルタイム
しばらくしてのっそりと起き上がり、外に出ると仲良くなった何人かがすでに外でチルタイムを楽しんでいるらしい
日本ではチルって言うとちょっとくさいが、外国人は驚くほど自然にチルチル言う
すでに何週間もこの宿にいるが、かなり居心地がいい
夜になると誰かしらいるし、どの時間でもエアコンがついている
この日は全身タトゥーまみれのモンゴル兄ちゃんと明日帰るらしい日本人旅人、宿のスタッフ、あと毎日ウィスキーを一本消費するインド人おじさん
他にも何人かいたけど忘れた
結局何時になったんだろうか、多分3時ごろには寝た気がする
かなりだらけた一日に思えるだろうけど、リリィシュシュのせいがあるとはいえ、割と普段からこんな感じだ
英語での会話を頑張ってるくらいだろうか、評価できることと言ったら
今日の自立散歩のお供
リリィシュシュの「呼吸」
個人的思いとしては、まだ聴いたことない人は初聴は是非映画に取っておいてほしいですね