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188日目(12/7) 失恋男の酔いどれ一人旅🇮🇳#47 inジョードプル

この前仲良くなった可愛いインドの子と夜一緒にクラブに行くってことでウッキウキで散歩
散歩は朝早くから昼を超え止まることを知らない
いやー足が止まらん
何時間歩くんだか、この街の住人よりもこの街の細道を理解したんじゃなかろうか

やっぱりジョードプルの街並みは綺麗で、観光地としての側面と現地の人たちの普段の暮らしのバランスもかなり完璧に近いと言える
ラジャスタンの小さな街はどこも子供達が人懐こいが、ジョードプルの純粋さは特別だと思う
見つけるなり手を振っていろいろ話してきて可愛い
しかも見返りとか関係なく興味の赴くままにって感じが可愛さを助長させる

気分は最高だった
…が
彼女から連絡が来て、用事ができちゃって今夜行けないとのこと

オーマイ
こういう時英語が真っ先に出るくらいは英語脳になってきた、いや、そんなことはどうでも良い
次だと来週末ならとのこと

彼女に会うなら1週間居座るかとも思ったが、もう1週間と思うと流石にこの小さな街で過ごすのは退屈だった
退屈なのもそうだが、もうすぐこの街を出ようと思ってた段階でもっと居座れと縛られるという状況が性格的に受け入れられなかった
さっきまで煌めいてたジョードプルの街も1週間という途轍もなく長い期間を前にするとただの街になれ果てるような気がしてそれもやだった

しかし私、天才なんですねー
ほんとの万が一、俺の中での彼女の存在がこのまま膨らみ続け、完全な恋心となってしまった暁にはジョードプルに戻ってくればいいだけなんですねー
簡単すぎるこの世の不条理に笑っちまうぜ、ワハハ

それでも寂しいこの気持ちとおさらばするためちょっといいとこで飲んだ
同じく1人旅のお兄ちゃんがいて、一緒に飲んだ
彼女のことを話したら旅してたらそんなことだらけだと言われた
そんなことだらけとは全くもって思わなかったが、おとなしく旅の先輩、旅の賢者の言葉としてありがたく受け取った
勢いで明日のバスもとった

このでっけー岩ともおさらば

今しばらく経ってから書いてるが、彼女は普通に連絡を取り合う友達になりました
この時の自分、恋愛に飢えまくった恋に恋する乙女で笑える
1週間残る選択=彼女と仲良くなり、自分の彼女への可愛いという気持ちも恋心に昇華する、しかも恋が実る
まで見据えてた
この希望的すぎる論理はどっからきたのか、人恋しさと彼女の振りまく愛嬌にまんまと気をよくした僕はまさしく恋に恋する男の子だったのだ
おい、乙女の男性版の言葉くらい作っとけ、文豪

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