45日目 刺激を求めてカツアゲ・風船・ベトナムの締め〜ホーチミン〜
昨日の日記でも書いたように自我を持って行動することが一切ない虚無な旅が続いている
今日はこの精神状態を打破するべく積極的に刺激を摂取しに行った
昨日の日記↓
普段はカフェでまったり座りながら飲むが今日は出店のエスプレッソコーヒーをテイクアウトし、歩きながら飲む
公園に入ると昼間っからベンチでゴロゴロしているおっさんにこっちに来いと呼ばれる
少し面倒に思えたが、今日は流れに身を任せようと思い隣に座ってだべる
おっちゃんがお菓子をくれる
しばらく話していると案内してやるからついてこいと言われる
普通に考えて100%ついていったところでいいことはない
彼は無職だと言っていたし、女の子の店に連れて行かれて紹介料を取られるか、ATMでお金を下せのどっちかだろうと予想する
しかし、何度も言うように今日は流れに身を任せている
お菓子もくれたしある程度のところまでついていってあげることにする
おっちゃんは日本人街があるレタントン通りへ
彼の家が近くにあると言っていたが本当かどうかは知らない、こっちの方はエッチな店が多いのでおおかたそういう系に向かってるんだろうな
と思ったが、案外そうでもないらしい
どんどん細い路地へと進むが、なんだかんだ街の案内も欠かさずしてくれる、質問すれば答えてくれる
結論から言うとあの後裏路地でお金をせびられ、断って別れると追っかけてきて昼飯代だけでもATMで下ろして欲しいの一点張りだった
変わり映えしないありふれた展開に嫌気がさした
お腹が減っているとしつこかったが、それを言ったら僕だって慢性的な脱力感により昨日の昼から何も食べていない
一緒に頑張ろうとか言って握手をしたら思いの外簡単に笑って去っていった、どうせ対してお腹も空いていなかったのだろう
お腹が空いているという主張なのに飯を誘うのではなく食費を要求するのがまさにと言う感じだった
自立散歩と銘打っているが、自立どころが自立のための自我すらない状況だ
ここでいっそ、逆にカツアゲしかえすくらいのことができたらいいのだろうか
この前のイかれたナイジェリア人に少し憧れすら感じてしまう
結局流れに身を任せても虚無感は拭えない
先ほどのやり取りから足りていないのは栄養かもしれないと思い腹は減っていないが飯を食いに行く
乾いた喉にビールを流し込みぷはーと言う
こういう食べ物系の外的刺激は感じる、ただ何か違う気がする
夜、邪念を取っ払うため、現実逃避飲みを決行する
ブイビエン通りを歩いていると先日あった優しいインド人を発見し一緒に飲む
店員の女の子2人も暇だったのか一緒に同じ席でだべっている
途中からインドネシア人も合流する
このインドネシア人はベトナムで蔓延している笑気ガス風船の虜らしい
虜と言っても別に中毒性はないが
結局合計25個も吸っていた
基本的には一瞬で行けて一瞬で抜けるダウナー系大麻みたいなイメージ
そこまで危険ではないが、隣の席で白人は白目剥いて倒れてたので何事も一気に行くのはやめましょう
結局仲良くなった店の人たちと一緒に客の呼び込みなんかもチャレンジしてみた
これがなかなか難しい、呼び込めたら1杯無料にしてくれると約束を取り付けたところまではよかったが、結局成功しなかった
気づいたら夜中3時すぎ、店を閉めて一緒に軽く飯を食いに行くことに
これが一般的なベトナムの締めらしい
日本のお粥のかなり味が濃いバージョンという感じ
インド人と僕と風船のインドネシア人と店の2人で来たが、店員が全部奢ってくれた
そんなに儲かっているようには見えなかったが、インドネシア人の風船代で稼いだのだろうか…
今日の自立散歩のお供
アフロディーテズ・チャイルドの666、今日は令和6年6月6日なので