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弔いの花束

幼いこの首に
手をかけた、
その手の生温かさを
今でも憶えている。

救いかたなんて
わからなくて、
声も出せず
悲しみにのまれた夜が
あったとしても、
今日この歌を
歌えるのなら。

愛も憎しみもぜんぶ
花束に込めて
海へ放てばいい

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