管理栄養士の就活
みなさんこんにちは。
2月に入り、もうすぐ春を迎えますね。
今年の管理栄養士の国家試験は2月28日だそうですね。
受験される皆様、大変な時期ですが努力が報われますように。
今回は、管理栄養士の就活について書きます。
管理栄養士の資格を生かして働ける場所は、前回の記事で紹介したように多岐にわたります。どのフィールドで働くか考えることって、本当に難しいですよね。もちろん、初めからここで働きたいと夢をしっかり持っている方もいらっしゃいますよね、本当に素晴らしいです。ですが、私はざっくり決まっていたものの、現実的に考えすぎてしまい就活準備に一歩踏み出せませんでした。結局、準備を始めたのは9月ごろです。同学年の中でもかなり遅いほうでした。そんな私だからこそ、就活に悩める学生さんの参考になればと思い、ここに残します。
1.求人を見るときにいつも目に留まるフィールドを第一希望に
憧れ、なんとなく、理由はなんでも良いです。なぜか目に留まるフィールドって、いろいろ迷っても結局はそこから離れられないと思います。フィーリングって言ってしまえばテキトーに思われるかもしれませんが、いつも見えしまうって、恋愛と同じ!いろんな条件に目がくらんでも、結局はそれがいいんですよ。
2.希望条件を決めよう
求人を見るとき、どの項目(仕事内容、給料、休日等)をいつも見ますか?
それがあなたが働くことで大切にしているところです!
全部が思い通りの仕事・職場ってなかなか出会えません。
なので、これだけは絶対!これがないと無理!ってところは外さないようにしましょう。以下、就活生だったころの私の希望です(笑)
~就活生だったころの考え~
★希望フィールド:
病院、小学校(栄養教諭)、管理栄養士採用の企業のいずれか
希望条件
1.一般的な大卒レベルの給料であること
→奨学金を返済しながら一人暮らしをしなければならないため
管理栄養士の給料って大卒の割に正直低いです。私は奨学金の返済に月2万5千円を40歳までかかるので、それを支払いながら一人暮らしができる収入が必要でした。また、裕福な家庭という訳でもなく、両親は別居しておりそれぞれの生活で精一杯。金銭的に頼れない状況。私自身、大学4年行かせてもらって仕事・生活ともに自立した姿を見せないとというプライドもありました(笑)
2.車がなくても生活できるレベルの生活環境であること
→実は私、運転免許をもっていません。在学中にバイトはしていても生活の当てにする程度で、免許を取るほどの貯蓄はありませんでした。北の大地のたいていは田舎ですからね。ハードにバイトしてでも取っておけばよかったと当時思いました。
3.早番がある、休みの少ない過酷なブラック企業は避けたい
過酷な環境かつ休みの少ないシフトは、不規則な生活が強いられます。長く働くことを予想していた(転職って大変そうだしお金もないのに辞められないとか考えてました)ので、わかりやすく働きにくそうな職場は避けていました。
4.厨房に入って調理やトレイチェックがメインの過酷な仕事は避けたい
就活をする上で口が裂けても言えないことですが、当時は思ってました、とても。厨房の中(いわゆる現場)ってシビアで厳しそう、怖そうなおばちゃんにしこたまやられそう…っていう思いがありましたし、実際にそうであるという話もよく耳にしていました(笑)実際は職場によりますけどね。厨房の中で働くよりも、広く人と関わる仕事がしたいな、とも思いました。
5.スキルアップできそうな環境であること
せっかくとった資格を生かして働きたい。経験を積めば、もっとこうしたらいいんじゃないかとかアイディアが浮かぶはず。それを形にできたり、達成感、やりがいを感じられるところ、人のためになるところで働けたらな、と思いました。
以上、非常に難関な条件5つをはじめに掲げた私でした(笑)
条件ばかりに目がくらみ、何もできずに4年生の夏を過ぎたころ、初めて大学内にある就職相談室を訪れます。そこで私は号泣します(笑)
親に金銭的な援助が期待できないなか一人ぐらいをしなければならないこと、奨学金の返済が40歳まで続くこと、親に仕事も生活も自立した姿を見せたいプライド等が心を埋め尽くしておりました。でもそういうことは恥ずかしくて誰にも言えませんでした。ざっくりとした就活の考えを聞いた当時の相談室の先生に、「考えるだけでまだ何もしてないよね?みんなもう始めてるよ。正直ちょっと甘すぎると思う。」と言われました。私にだって言えないこと(金銭面や家族のこと)があるのに、何も考えてないわけじゃないと、本当に悔しくて悲しくて、先生の前で号泣しました(笑)なんでこんなこと初めて話した人に言われなきゃいけないんだと、その時非常に先生を憎みました(笑)でも、確かにまだ何も実行に移してなかったんです。ひたすら友達よりも裕福な環境にない自分をかわいそうに感じて現実逃避していたんです。先生を見返したいと悔しさが勝った私は、履歴書を書く練習をはじめます。先生に添削してもらいに持っていくと、文章がわかりやすいと大そう褒めてくれて、先生いい人じゃん、と先生が大好きになります(笑)一気に就活への準備に熱が入りました。当時の私、単純です(笑)
でも、そのちょっとした自身が、私でもなんとかなるんじゃないかって思いにつながったんですよね。自信を持つって大事なことです。
結果私は、どのフィールドの求人を見たり、調べても、「専門性を生かす、人のためになってやりがいを感じたい=病院」というこだわりが頭からはなれずフィールドを病院に決め、条件は給料が良いことを重点に就活を始めます。結果、既卒者求人の多い病院が多い中、唯一、新卒採用の求人を見つけました。そこは新人を育てスキルアップできる環境が強みで、福利厚生も理想的でした。私はもうここしかないと思い、試験・面接を受け、無事内定をいただきました。(実は一度不採用でしたが欠員が出たとのことで、拾い上げていただきました。)感謝してもしきれません(不採用者100名の中から拾い上げていただいたようで、本当に狭き門です)。
あの頃、喝というか、現実を突きつけてくれた相談室の先生には本当に感謝しています。
以上、私の就活事情でした。
5つも条件を挙げた私でしたが、結局は病院であること、給料がそれなりにいただけるところであることの2つになりました(笑)
就活に悩んでいる方、何がしたいかわからない方の参考になればと思います。ちなみに私、在学中の成績は下の方でした。
履歴書、面接での印象って大事です。
面接の際は、自信を持って!自信過剰やビックマウスとは違いますよ。
目を泳がせたりしないで、自分の思いや考えをしっかり持って臨むのが大事だと思います。笑顔ではきはき、目をしっかり開いて、面接官をしっかり見て話すと良いと思います。一生懸命な姿を見せることは恥ずかしいことではありません。落ち着いて挑みましょう。
できれば、在学中に大切にしてきた思いや考えがあれば、いつでも話せるよに頭に入れておくと役に立つと思います。
以上、管理栄養士の私の就活についてでした。