発達障害的、限局性学習症:LD。
~母として当事者として #発達障害 目線での徒然を書いています。発達障害らしさを感じ取って頂けたら嬉しいです。~
発達障害当事者が、発達障害目線で、発達障害について語るシリーズ、第二回目は限局性学習症:LDについて。
限局性学習症は、知的に障害がないにもかかわらず、限局的に特定の分野だけの苦手さを持っている人たちです。
特定の分野というのは、主に、読むこと・書くこと・計算すること。
例えば、うちの息子氏。LDの診断は受けていませんが、疑いがある検査結果で「書くこと」が極端に苦手です。
時間をかければ整った文字を書けることは書けます。
ですが、住所氏名年齢をひとさまが読める文字で書くためには、30分近く時間が必要で、書き終わった後はこの世の終わりみたいに疲れ果てます。
時間をかけずに書いた文字は、正直読めません。なんというか、行書?一筆書き?みたいな文字なのです。
ゆっくり丁寧に書くことが良しとされる小学校低学年の頃は良かったのですが、学年が上がるごとに苦労する場面は増えました。私もどうして丁寧に書くことができないのか理解できず、尻を叩いてばかりだったと思います。
じゃあ、どうしたらいいか。
今は幸いにして、パソコンが普及し、文字入力することで書くことの機能を代替できる場面が増えてきました。息子氏は文字入力は得意なので、ものすごい勢いで文章を生み出しています。
小学生の頃は感想文とか大の苦手だったのですが、今思えば書くことが辛かっただけで、文章を生み出すことは得意だったんですよね。パソコンという武器を手にしてから、息子氏は小説を創作するのが趣味ですし、趣味が高じて文学部に居ます。
ちなみに、読むことが苦手な人には音声で伝えるとわかりやすいらしく、計算が苦手な人なら計算機使えばいいんですよね。
学生時代・・・特に小中高生の頃までは、診断を受けて代替手段を許可してもらうなどの支援をしてもらうことが大事だと思います。
息子氏も、中学生の時にLDの可能性を指摘してもらい、それ以降は提出物をパソコンで入力しても良いことになりました。当時としては(もう10年以上前になるので)中学校では前例がなく、画期的な一歩だったと聞いています。
苦手なことは何か他の方法で補えばいいだけなんですけど、「できなければならない」的な根性論がまだまだまかり通っているのが現状かなと思います。
今回はLDについて書きました。あくまでも個人の感想です(笑)
以上、発達障害~母ごころ当事者ごころのあゆでした(*'ω'*)