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天空の鳥居 ⛩
2025年の遠征も、
香川から始まりました。
【1日目】1/25(土)⛅
・KITOKURAS cafe
・KUMA LABO by山一木材
【2日目】1/26(日)⛅
・高屋神社−天空の鳥居−
瀬戸内サーカスファクトリーが試みている、月に一度行われる、パフォーマーさんが新たな作品に挑戦して発表する“作って育てていく”をテーマにしたOpen Laboratoryを観に、香川は山一木材の工場内にあるKUMA LABOへと向かいました。
山一木材は瀬戸内サーカスファクトリーが手掛けるサーカスで使用する舞台美術を造って支えてくださっている、なくてはならない企業です。
“木と暮らす”を具体的にした素敵なカフェが道を挟んで併設されていると聞いていたので、ずっと行ってみたかった場所でした。
Day 1
旅は今回もシンプルではあるものの、岡山駅では新幹線から快速マリンライナーへと乗り換える時間がたった7分しかないなど、ヒヤヒヤ感がもれなく付いてくるかなりタイトなスケジュールでの敢行となりました。
新横浜から岡山まではのぞみで約3時間。友人と合流し、マリンライナーではボックスシートに腰を掛けて、後ろ向きに瀬戸内海を渡った。
停車駅では接近メロディに使用されている瀬戸の花嫁を耳にし、以降しばらく頭の中で流れ続けることとなる。
『うどんの後は人智遺産』というとても気になる大きな看板を眺めながら高松駅に到着しました。
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なにかのイベントがあるのか、キッチンカーがたくさん。みんな準備に勤しんでいました。
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よりみち好きの私には見逃せない可愛さ
何屋さんだったんだろう😋
琴電の高松築港駅への移動中にみつけた、気になるふくろうの像。もう何度もここを通っているのに、今までまったく気がつきませんでした。
香川で採掘されて加工された庵治石が使われているそうです。
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琴電に揺られて
最初の目的地KITOKURAS cafeまでは、琴電に乗って「栗熊駅」まで参ります。
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この図を撮りたくてカメラを構えてしばらく画面の前で待機しました。笑
(その割には大事な部分が光っている)
ことでんの新造車両アンケートも取っているようで、どれがいいかなぁと友人と眺めて真剣に選んでみたり。
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楽しみに待ちたいと思います
ラッピング車両で窓にもラッピングが施されていたためやや景観が見にくく、やはり目がいくのは車内の広告。
以前の旅でもみつけた「電車内でのマナー&讃岐弁」の同シリーズのポスターを発見しました。
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意味:転落しますよ!!
「ぼてこむ」より大きな段差で使うのだそうです。
イラストのようなシチュエーション以外に使いどころが難しそうだなぁ、なんて。
そうこうしているうちに、
栗熊駅に到着。
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KITOSUGOS-木と過ごす-
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身近にいてくれて心強いですね
駅からKITOKURAS cafeまでは徒歩で向かいました。
畑を吹き抜ける風は思いの外強くて冷たく、容赦なく身体の熱を奪っていき、指先がじんじん。
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激しめに揺れていました
車道と畑との落差がかなりありました。冬の淡白な風景の挿し色たちを撮っていると、「こんなふうによそ見をして歩いている時にどせこむで!!って使えるんじゃない?」と、さっそく先ほど電車内で学んだ讃岐弁の正しい使いどころに気づいてくれた友人がナイス過ぎて、おかげで二人ともどせこまずに済みました。笑
談笑をしながら、立派な家々の並ぶくねった道を進んで行くと、
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小さな神社が小高い丘の上に突如現れました。四ッ角は鬼瓦です。
古よりずっとずっとこの辺りの村を守ってきたに違いないと瞬時に悟れる佇まいの神社の趣。
屋根の真ん中にある飾りにもなにか意味があるのかな。
登って手を合わせました。
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いわゆる「とまれ」の足跡マークでしょうか?角度や色にも違和感を覚える。それに、足跡と足跡の間の上の方にも消えかかった“なにか”があるような。
ひとまずここは、通り過ぎ様に撮影しておきました。
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まさに「木と暮らす」。
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ここまで急な坂も特になし。
至って平和です。
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お髭のような松
どこからともなくふわっといい香りが漂ってきました。
香りの元を辿って風上の方へ向かうと、香りが徐々に強くなる。
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右奥に見えるのは「レモン」、
そして青空
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寄り添うふくろうが可愛い
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どこか懐かしさと温もりを感じられる造り
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お腹ペコペコの食いしん坊、悩む割には即決です。食べるものを2つもオーダーしちゃいました。空腹は危険!笑
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お外のテラス席に決定!
先ほど来る時に突き当たった大きな池『堤池』も望めます。
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🍴米粉のパウンドケーキ「ずっしり」
🍴切り株甘酒ビスケット
🫖キトクラスハーブティー
パウンドケーキは「ずっしり」と「あっさり」があり、「ずっしり」を選びましたがそこまで重くはなく、むしろふんわり。「あっさり」はどれだけ軽いのかと心配になりました。(なんの心配…?笑)
切り株ビスケットは3種類が重なっていて、上からローズマリー・ごま・生姜。甘さ控えめで、硬めのひとくちスコーンのような。素材の香りが高くてめちゃくちゃ好みでした。
ハーブティーも美味でした。外の席ではすぐに冷めてしまったので、冬場はポットで出すか加湯できるシステムがあるとさらに嬉しいかもしれません。
お腹を満たした後は敷地内を散策です。
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並べて見比べて触って嗅いで。
木のいい香りがしていて、それぞれの香りの違いに無限ループでした。特注の家具のオーダーも承っているようで、KITOKURASの家具は、“家具を嗅ぐ”ことになりそうです。
HITOTOKI-人と木-
人と木のひととき。
いよいよ工場の方へと通りを渡ります。
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あがってみたり、
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黒板のあるスペースへ行ってみたり、
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座って作るのもいいけれど、その前に森をみんなで歩いて材料となるものを探して集めるところからしてみたいです!
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尽く木をみつめる
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一枚板の木の違いを見比べたり、木の名前やお値段を想像しながら歩いているとちょっとゲームをしたくなり、ひらめいたゲームは「ききき(利き木)」。笑
KUMA LABOの外では餅つきも開催されていて、私達が着いた頃にはこどもたちがつきたてのお餅を捏ねて丸めていました。
木のシルホイール
いよいよ憧れのKUMA LABO内へ!
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世界初の木製シルホイール
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方向によってはかなり滑りそうだと思った
第一印象
シルホイールとは、
等身大のアルミニウムや鉄製の輪状の器具で回転運動をしながら技を繰り出す種目で、一輪ラートとも言われています。
私がどんなに文を連ねても一見の価値には値しないので、百聞は一見にしかずならぬ百文は一見にしかず。
ぜひ谷口界さんのサーカスVlogから抜粋した回を、お手隙の際に御覧いただけたらと思います。
オープニング映像だけでもかっこいいです!
▲逆立ちのまま回転する技「ハンドワルツ」に挑戦の最新回
▲「バックコイン」という背面姿勢での回転技。ひとつの技が完成するまでの道のりを長きにわたり見守り応援し続けてきました。その感動の完結回。おもわず大きな声が出る瞬間が。界さんの歓喜の姿に涙が溢れました。
そんなシルホイールを、この度は木を用いて製作していると伺い、実用のある木製のシルホイールの製作事態がそもそも可能であるのか、さらにはそれを使っての演技は可能であるのか、なにでどうやってつなぎ合わせているのか、折れたりしないのか、木材はどのようにして選んだのか、とか。
山ほどの疑問を携えながらの往路。
実際のシルホイールを前にすると、さらに疑問や質問が沸いてきました。
実物は思っていたより太く、その理由も気になる。使用された木材4種類はどんな理由で選ばれたのだろう。
例えばしなりに強い(折れにくい)とか、摩耗しにくいとか、滑りにくいとか(演技する上で)、柔らかいor硬いなど木の特性にて選考されたのかなとか、配色にも気を遣われたのかなとか、パーツの長短がある理由とかとか。
演技終了後には、発注側・製作側・演者側それぞれの視点からの苦悩や工夫や失敗、それぞれに使命を懸けた取り組みの過程や想いを伺えて大満足でした。
木だからこそできたこと、木でしかできないこと、木であることによって苦脳したこと。
三者各々の立場で木を受け止め、木と真正面から向き合った時間や過程や答えまでもがひとつの作品として重厚に輝き、生きていました。
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子どもたちが丸めてくれたお餅入りのぜんざいを待つ長い列が解けていく間、直接制作された方とお話できるタイミングがあり、質問をさせていただく機会を得られ貴重なお話を聴くことができました。
輪と輪
シルホイールに触れる時間もありました。大人も子供も輪に沿って集まり、にぎにぎさわさわふみふみ。
想像していた以上に太くて重く、これを界さんが見事に操っていたのだと思うと驚きでした。顔にも乗せていましたから…!
余韻に浸り、KUMA LABOの中央に置かれた世界にひとつしかない木製シルホイールを眺めながらぜんざいをいただきました。
みんなで中央のシルホイールを囲んで大きな輪となり、ぜんざいをいただいている光景は、輪が生み出す新たな輪、輪の周りに広がる輪のようでした。
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お手製の柑橘ピューレがアクセントで、最後の一口まで美味しかったです。
まな板“愛”
まだまだイベントは続き、15:00からはまな板についてのトークイベントこと“熱血!まな板塾”が開講。笑
参加は自由で無料です。
これがかなりおもしろくて…!!!
どういう調理にはどの木材のまな板が向いているとか、板前さんが黙って持っていって自分のものにしてしまいたくなるほどのまな板はどれだとか。
正しいまな板の干し方とか。
まな板にも、刃当たりの良い材質があるということ、またそれぞれの木材に合った用途があるということを楽しく学びました。
KITOKURASのまな板ファンである、瀬戸内サーカスファクトリー代表の田中さんのまな板話まで伺い。
気づいたら私、まな板を手に持っていました。笑
「旅だから重い荷物を増やしたくない」よりも、「今買わなかったらいつ買うの?」が勝った瞬間です。
現在は、プレゼントにいただいたまな板を大事に使っているのもあり、母のまな板を見るとやはりいつかは無垢の木のまな板もほしいななんてずっと思っていました。
そしてそのタイミングは突然にやってきたわけです。
購入前にはちょっとした相談にも乗っていただきました。
ベジタリアンである私には、お肉やお魚を切るのに適したものではなく、野菜や果物のカットに向いている木を。
私が初めに色で選んでいたブラックウォルナットのまな板は、同じ大きさでもとても重く、粉を打ったり生地を捏ねたり皮を伸ばすなど、粉ものの作業に向いているとのことでした。当たり前だけれど、木によってこんなにも重さが違うということに驚きでした。
母のまな板
まだ世の中が二つ折り携帯、iモードだった頃。母に「どこかにまな板を削ってくれるところはないかな」とある日突然相談されて、とても苦労したことがありました。
神奈川県内のあちこちのまな板の販売店や木材屋さんや工房に問い合わせましたがなかなか無く。都内にはもっと無くて。タウンページを開いて片っ端から電話をかけた記憶。
新しいまな板を買ったほうがはやいけれど、母にとっては私達兄妹が産まれてからずっと使い続けてきた、家族の思い出も一緒に刻んできた愛用のまな板。
「うちではやってない」と言われても「では他にどこかそういったことをしてくださる場所やお店はご存知ありませんか?」と粘った。
ある日「まな板を削ってくださるところを探しているのですが」といつものようにお話をすると、快く「いいですよ」と言ってくださったのは、電車をいくつも乗り継いで向かった大工さんの小さな工房兼ご自宅。
何日も何日もかかってようやく辿り着いた、まな板の駆け込み寺でした。
改めて母からまな板を預かると、ところどころ欠けていたり黒ずんでいて、中央は長年の刃当たりでへこんで弯曲し、みるからに年季を感じる、使いこまれたまな板だった。
受け取りの日。
「柾目の緻密に整ったとっても良いまな板ですね。これからも大事に使ってくださいね!」と手渡され戻って来たまな板は見違える姿だった。
普段から木をよく観て知っている大工さんからの言葉がすごく嬉しくて、母が選んだまな板がとても誇らしかった。
捨てて新しく買い替えることなど簡単だけれど、お手入れをしながら大事に使い続けることの大切さと喜びを学びました。
両面削ってだいぶ薄くなったけれど、見覚えのある金具のついた、両面すべすべの木目の美しいまな板の帰宅に、母は泣いて喜んでくれました。
「うち(KITOKURAS)で購入したものでなくても、遠くても。無垢のものであれば削りますので送ってくださいね」
そのひとことで思い出された、いつかの母とまな板の思い出話。
そんなまな板塾の最中、大人たちはぜんざいをもぐもぐしながら真剣にそのお話に耳を傾け、食べ終わった子どもたちは自由に動き回って遊び。ひとつの空間にそれぞれの時間が流れていながらも纏まっているこの雰囲気が、まるで観に来た者たちを丸ごと包んでくれているようで。このKUMA LABOの存在と温もりがとても心地よいものでした。
それから、谷口界さんの演技を観たあと、真似をしてクルクルと回り続けている小さな女の子がとっても可愛らしかったです👧
まな板の他に購入したものがもうひとつ!バードコールです🐦🎶
これからのお散歩がさらに楽しくなりそうです。
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レジのトレーに置かれていました🍂✨
あいにく私は可愛い葉っぱを持ち合わせていなかったので、人の描かれた長方形の紙で堪忍していただきました。
購入時の紙の袋におしゃれに刺してくださったおまけの葉っぱ。
バードコールにはオリーブの葉が、まな板にはシェフレラという葉が。
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検索のために、帰宅後に撮ったもの。
どんな環境でも丈夫で青々とした葉を茂らせることから、
花言葉は「実直」「真面目」「誠実」。
嬉しくて楽しくて心が満たされ、いろんな嬉しい出来事とまな板をしっかりと抱いて?背負って?来た道を戻ります!
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危険はどこにでも潜んでいます。
常に予測を怠らないこと、慢心しないことが大切ですね。
それと、空腹も“きけん”です!笑
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行きに、掠れてしまっていた足跡マークの原形です。
真ん中のマークは一体なんなのでしょうか…?!
恐竜の足跡?
鳥の足跡?
チューリップ?
葉っぱ?
なんだろう〜〜!キニナル。
駅まで戻ってきました。
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人の名前にありそうです。笑
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そのまま琴電で「琴平」まで参ります
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友人とは琴平経由で途中まで一緒です。私は翌日の予定のためにホテルを観音寺市で取っていたため、多度津で先に下車してさらに乗り換えます。栗熊から1時間半をかけて観音寺駅まで移動しました。
1年ぶりに帰って来た琴平。ほんの数分間の、JRへの乗り換えのためだけに歩いた琴平の地。
見覚えのある懐かしい景色たちが夕陽に照らされ美しかった。
突然ですが、
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どちらがお好みですか?
と、言いますのも。
上は私が撮ったもので、
下は設置されていた指定のフォトスタンドから撮ったもの。
私はやっぱり、私が撮ったものの方が好みです。
写真は自由に撮りたい!笑
友人とは車内でお別れ。
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見れました
どこかの路線にトラブルがあり遅れているらしく、待ち合わせの調整に入りしばらく停車。
ところどころ迷子になったことは置いておいて、無事にホテルに到着です◎
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大浴場や温泉のついたホテルではなかったため、楽しみに持ってきた、以前別の友人からもらった入浴剤でゆっくりと冷えた身体を温めて、はやめに身体をやすめました。
Day 2
寛永通宝の街
その存在を知ってから、ずっと訪れてみたかった天空の鳥居。
まだ開店したての空いているレストランの朝食バイキングで朝ごはんを食べていた時のこと。ずっと夢見ていた場所へこれから行くのだと思ったらなんだか急に涙が溢れてきました。
夜から朝にかけてとても冷え込んだので、手持ちでできうるすべての防寒対策をして出発。
ホテルから観音寺駅への早朝の道端。
ガザニア(和名:勲章菊)が朝の光で目覚めたばかり。
自然は従順で早起きです。
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案外寝ぼけていたりして?
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(鳥の“運”付きで失礼いたします💦)
街のあちこちに寛永通宝。
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予定よりかなり早くに出てきた理由は、友人から前日に聞いた砂絵の『寛永通宝』をちょっと観てから、その近くにある『四国八十八ヶ所霊場 第69番札所 七宝山 観音寺』へ立ち寄るため。
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紅い狛犬が珍しい!
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一礼をして、いざ!
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先が見えない。
階段がずっと続く
時には先ばかり見ずに、
足元もしっかりと見ましょう(?)笑
みつけたのは、
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サルトリイバラの葉かな?
私ってば。
これから天空の鳥居を頂きに構える稲積山を登るというのに、気づいたら琴弾山をひとやま登っていました。笑
皆様、登山前の思わぬ登山には十分にお気をつけください。笑笑
途中で引き返すご無礼を働く脳はなく、勇み足にて381段の階段を登りきり登頂!
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美しきかな…
街は朝靄に包まれ、
朝陽に煌めいていました。
この景色。登らないと見られなかったと思うと、予定外の行動のお陰で予定外の嬉しいプレゼントとなりました。
朝のお散歩にここを毎日登っているという地元の方がいらっしゃり、このまま裏側の道へ進めば銭形展望台に行かれ、さらに進めば観音寺にも抜けられるとストレッチをしながら教えてくださいました。
それにしても毎日お参りに登られているだなんて、なんて素敵な。
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琴弾八幡宮の裏手から琴弾公園にある展望台へ下る。
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実際には南北90m・東西122m・周囲345mの楕円なのだとか。ここからはきれいな円に見えます。
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クジラみたいな形🐳
寛永通宝は、江戸時代に流通した古銭ですが、銭形砂絵については、いつ、誰が、なぜ作ったのかは不明です。一般的には、1633(寛永10)年に、領内を巡視する丸亀藩主・生駒高俊公を歓迎しようと、地元の人たちが一夜にして作り上げたとされています。しかし、寛永通宝が造られ始めたのは、その3年後の1636(寛永13)年からなので、つじつまが合いません。また、生駒高俊公がこの地を訪れた記録も残ってないようです。ほかにも諸説ありますが、明確なものはなく、ナスカの地上絵が世界七不思議の一つであるように、銭形砂絵も多くの謎を含んでいます。
銭形砂絵を見た人は、健康で長生きし、お金に不自由しないと伝えられています。
お次は、観音寺へ。
山道を下ります。
山道といっても車で上がれるよう舗装されている道です。
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番号がふられています
山側からするりとお寺の敷地内へ。
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いつも観音様を前にして手を合わせるときには、必ず決まって心に固く誓うことがあります。
私の生き方のことです。
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七宝山 観音寺 神恵院
本当に素晴らしいお寺でした。
観世音菩薩や阿弥陀如来のみならず弘法大師や地獄十殿閻王も揃っていらっしゃり。なかなか珍しい御姿を拝見できました。
多くの人は天国のことしか考えないけれど、私は地獄の存在も忘れたことはありません。人間は六道輪廻の中にあります。人のこの世の中での行いや生き方が次に行く場所を決めます。
世の中には、地獄など無いと反論し否定する方もいらっしゃいますが、地蔵王菩薩が「一斉衆生済度の請願を果たさずば、我、菩薩界に戻らじ」と御誓願を立てられ、六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間・天界)を自らの足で行脚して救済し未だ辛苦を重ねていることを思うと、人間がいかに愚かで身勝手であるかを思い知ります。
地蔵王菩薩の、苦しみや悲しみの中にある一斉の衆生を深く想われる佛心に頭を上げることはできません。
ここに来られたことが幸せでした。
いよいよ、天空の鳥居へと向かいます!
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人ひとり歩いていない道を歩き続けると、これから登る稲積山の全貌が見えてきました。
ちょうど太陽が当たっている山頂部に、天空の鳥居があります◎
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ついでにその下の険しい山肌も視認💦汗
まだ山道にも入っていないのに、すでに急勾配のコンクリート道を登り辿り着いた参門。
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天空の鳥居へ
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落ち葉を踏み鳴らして写真を撮っていると、白亜の番犬がかなり元気に挨拶してくれるのでこちらも「行ってきまーす!」と元気よくご挨拶。
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この先、山頂まではお手洗いがないので、ここで済ませておくことをおすすめします。
下から登る人の多くは、この外宮に車を停め荷を置いて登山道へ入られていました。
私のように荷を背負って観音寺駅から歩いて来る人などおらず。結局、参道に来るまで徒歩にてすれ違った人はいませんでした。笑
※土日祝は天空の鳥居までの往復シャトルバスも出ています
下からきちんと自分の脚で登ってお詣りをしたいというのは、私の意志とこだわりです。
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山道には山頂までの距離を示す丁石があります。
だんだんと、石がごろごろし落ち葉の滑る歩き辛い道になってきました。
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Newアイテムのバードコール
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…な道をくねくねと登り続ける。
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まだまだ、まだまだ登ります。
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お天気によってはぬかるんで滑りそうな土と石のエリアに突入。みんながこの根に足をかけて進んでいる証拠です。私も前に倣って。
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木の根の剥き出す赤土エリア
滑りやすい
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辛抱の時。
苦しいときほど登り方や休憩の取り方には個人差がでます。
人のことは気にせず自分のペースが大事です。
ちょっと休んでは進み、ちょっと休んでは進みの、牛歩?亀歩?戦法の人、ある程度地道にまとめて進んでどかっと休む人。
進んでいるように休み、休んでいるとみせかけてじわじわ進む特殊な人も。私です。笑
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あともう少し。
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胸が異常に高鳴ります。
この登山時のドキドキも吊り橋効果と同じでしょうか?
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石目の無い非常に硬い石。
階段の中央にどっしりと鎮座し、
『神様をお守りする』
その名の通り、ぐらぐら揺らぐが決して「落ちない」石。受験の強い味方&パワースポットになっているそうですよ◎
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ついに登頂です。
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旅の一期一会は善いものですね。
さて、お参りもしっかりと。
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両手をひろげ、深呼吸
観音寺の駅、三架橋、琴弾山、観音寺、そこから歩いてきたルートがすべて望め、一層感慨深くなる。
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下りもまた絶景。
先程登ってきた時に観た景色と同じ景色なはずなのに、なぜこうも違って見えるのでしょう。不思議です。景色というのはその時々の心で観ているのでしょうね。
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皆さま、覚えておいででしょうか。
この形をオレンジ色にしたら、前日に見たあのマークのあの部分にみえてきませんか…??
私は閃きました。きっとあの部分は理由があってこの葉を象ったものなのだと。
気になりすぎてその場で調べたい気持ちを堪え、帰りの新幹線で調べました。
マークの真相はこちらです▼
結論。ぜんぜん違いましたね。
葉っぱではありませんでした。笑
3本指のマークは、
「わたしは、ぜったい、とまります」
PTAや自治体の会の愛による違法のマークだったのですね。
またひとつ、素敵なものに気づけてよかったです。
登りはまっすぐ天空の鳥居へ向かったため、帰りに、途中で案内のあった2か所へ寄り道。
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素晴らしい眺望に出会えました
思わず声が。瀬戸内海を一望できます。誰もここへ立ち寄る人がいなくて、もったいないです!!
この眺望を長い時間ひとり占めでした。
手前に見える三角のお山は、讃岐七富士のひとつでもある江甫草山(つくもやま)。
天空の鳥居へ徒歩でいらした際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
もとの山道へと戻ると下から大人数の方々が登って来られていたので、一旦停まってご挨拶。
「爽やかな笑顔ですね」「お姉さん元気ね!」「軽快に下ってくる姿を見てたんだよ〜」とすれ違いざまに口々に言われ、せっかくのその爽やか笑顔が一気ににまにま顔になりました(?)笑
寄り道2か所目は、斉田社。
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同じように曲がりくねったトトロ道をすすむと、視界が開ける。
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稲積山から続く山々の縦走をしたくなりました。
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社に手を合わせ、あとに。
下りはびゅんびゅんと下ります。
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(写真が斜めですみません)
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めり込んだ石のシンデレラフィット感が気持ちいい。笑
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行きは、これから登る目の前の山と景色に見惚れていて、ストック用の木を置いてくださっているお心遣いに気づきませんでした。
白亜の番犬がまた元気に挨拶してくれたので、「ただいま〜!無事に戻ってきたよ」と声をかけて手を振った。
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地図には載っていないこの手造りの橋を
渡ってみたり
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行きに開いていなかったうどん屋さんもオープン。外に列ができていたので、並んで入店。
店内は狭く混んでいて相席に。
向かいのおじさまとの間で、胡麻や七味が行ったり来たり大忙し。
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どこのお店に行ってもわかめうどんを頼みます。うどんだけでなく、個々のお店のわかめの違いも楽しくて顕著です。
ここはアットホームな、不揃いの手打ち感満載の美味しいおうどん屋さんでした。
常連の皆さまはおでんも一緒に頼まれていましたよ。
お土産を買うため、駅の近くの『白栄堂』に立ち寄りました。
人の出入りがひっきりなしで、大人気店です。
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途中駅で高松行きと岡山行きでの車両の切り離しが行われるのですが、乗車時にホームの足元番号と号車番号が異なり、説明も速くて聞き取れず多くの人が右往左往💦
もう少し分かりやすくならないものかと真剣に考える。自由席の方は特に要注意です。
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切り離しも無事に終わり、ようやくほっとできたところできよめ餅をごそごそと鞄の底から取り出す。
天空の鳥居(山頂)で食べようと背負っていましたが、いざ天空の鳥居と絶景を目の前にしたら胸がいっぱいになり食べられませんでした。
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「四国、また来るね」
瀬戸大橋を渡るとき、いつもそう心で呟きます。
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帰りの新幹線では名古屋から乗車されたお隣の方と仲良くなり、お互いの旅のお話を少々。
窓側だった私と席をチェンジして、代わる代わる富士山を撮ったり。
さてさて。観音寺駅から天空の鳥居を往復し、途中には琴弾山も登り。お家までが旅ということで、帰ってから万歩計を見ると36.500歩以上になっていました。
看護助手をしていた頃は仕事で1日2万歩以上を軽々カウントしていたので、久々にしっかりと歩いたと感じる1日になりました。
木と人のぬくもり、山と一期一会をたくさん感じられた旅。
またひとつ大切な経験と思い出として心と記憶に大事にしまいました。
この記事を書きすすめている現在、愛媛の旅の最終盤面を迎えております。
強い冬型の気圧配置の影響により昨晩から積雪や降雪が続き、JR四国には運休の路線も出ていて、今日の予定をすべて取りやめて早めの帰路についたところです。
京都〜岐阜間は降雪が見込まれゆっくり走行するために新幹線にも遅れが生じているとの情報。
そんな訳で、特急の待ち時間や車内での隙間時間にこの香川の旅を振り返りながら残りを書いていた訳なのですが、瀬戸大橋を渡りながら前回の瀬戸大橋を渡る時の写真を載せるという、なんともおかしなことが起こりましたのでここにご報告させていただきます!笑
終わってみれば、書きたいことだらけの大ボリュームの旅でした。
長らくお付き合いいただきありがとうございました。
少しでも美しい景色や小さな発見や役立つ情報や失敗を楽しくお裾分けできておりましたら幸いです。
愛媛の旅の記事もいろいろと忘れぬうちに着手し始めなくては。
よろしければまた、ふらっと覗きにいらしてくださいませ。