大きなかぶ
「うんとこしょ、どっこいしょってすればいいんだよ」
今年の私の“ゼロコ初め”は、
さいたま新都心でした。
大道芸ではお客様とのやり取りや、観客が言ったひとこと、その反応でパフォーマンス内容が大きく変わっていきます。
かばんが急に重たくなって持ち上がらなくなるシーンを見ていた女の子が発したひとこと。
その言葉に、
「…え?」と反応するゼロコ。
おもしろくなりそうな予感。
さっそく“なるほど💡”と言わんばかりに、やり始めるゼロコ。
ところが、かばんはびくともしません。
たしか『大きなかぶ』は集まったみんなで力を合わせないとだめでしたね。
女の子とその姉妹も加わります!
みんなで力を合わせて重たいかばんを引っ張りますが…
列も乱れるばかり。
入れ替わってみます。
その後、重たいはずのかばんを女の子がひょいと持ち上げました。
それも頭上まで軽々と。あれれれ?笑
『大きなかぶ』ならぬ『重たいかばん』の最後は女の子ひとりの力で。
私の頭の中では完全に、全員で引っ張り、ようやくかばんが持ち上がってみんなで尻餅をつくという画が浮かんでいました。
できることなら観客側も全員横の人と繋がって、うんとこしょどっこいしょしたいくらいでした!
今年もこの、タバコもライターもなしに燻る煙を撮れて嬉しいです。
(※『二歩』とは、昨年12月に催されたゼロコの公演のことです)
指パッチンをする角谷さんと、慌てて音楽をかけに行く濱口さん。笑
ここから音楽に合わせてテーブルクロス引きが始まるのですが、角谷さんのダンスを含めたテーブルクロス引きまでのあれこれとわちゃわちゃが大好きな部分です。
手拍子に合わせて馬に乗り始めちゃう角谷さん。
もう誰にも止められません。
テーブルクロスは普通には引かれず、そこが見どころでもあります。
美しくヒダが入り、針金が入っていそうなくらいに自立したスカーフの端を、何度かちょっと邪魔そうにして。笑
私にとっての今年初のTeatimeでした♪
2回目のポイントでは上から鑑賞!
観客の反応や、ゼロコとお客様との掛け合いを俯瞰ですべて観れて幸せです。
上からのショットがとっても新鮮!
貼り合わされていた場所を破壊。
土下座をするゼロコ。笑
こういうアクシデントとその対応が
大道芸をよりおもしろくし、濃くしていきます。
それに、お人柄も伺えます。
上階からの声も届くいいな…と思いながら、私も「あぁ~♪」
ゼロコを観に来る日はいつもほっとできる日。
やっとほっとできた日。
1月7日、七草の節句に「すずな」をイメージする『大きなかぶ』を観れて、みんなでTeatimeできて。
たくさんの方と年始のご挨拶が直接できて、幸せなひとときでした。
いつもnoteをご覧くださる皆様、
旧年中はたいへんお世話になりました。
元日から悲しいニュースが続き、私も一日より連日勤務で、職場では昨年中にご逝去された方も多く、おめでとうという気分ではなく静かに迎えた初春。
ご挨拶が遅れましたことをお赦しくださいませ。
今年も「人」に「心」に寄り添うことへ“辰(たつ)ぷり”時間をかけたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
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