夜だから言えること
重度のファザー・コンプレックス
それは現実では誰にも言っていないけど
強烈に
私が
プロットをたてないで書いたものを
読んでくれたひとには
気付かれてしまったかもしれない
今回も
父親の冷たさに
拗ねたままの私がいて
ぜんぶ私の感情の
露呈と行程だった
プロットをたてないと
いつもそうなる
父親への感情が滲んでしまう
青白くて細くて神経質で
難しい言葉ばかり言って
本ばかり読んでいる冷たい父親からの愛情が
ずっと欲しかった
言えなかったから押しつぶしていた
今は恥ずかしいから
もらえても素直に受け取れないだろうな
子供のころひとつも感じなかった愛情を
大人になって
違う形で受け取ったときがあって
それを納得しようと思っても
どうしても無理なんだ
嬉しかったけど、救われたけど
救われたんだけど
無理なんだ
どうしてかな
父親から愛されていなかった
そう感じてしまうことは
ずっと胸の奥にあって消えない
愛されていたかもしれないのに
消えない
あなたのせいだよと思う、いつも
苦しい感情を好きと同一にしてしまう
好きは苦しいことって思ってしまう
ほんと
父親に
どこまでもわかりやすく
愛されたかったな
そう思って
時々はプロットをたてないで
父親への感情を解放するんだ