【作例】富士フイルムXF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRで飛行機とプロ野球キャンプを撮ってきました
去年の12月に富士フイルムの超望遠ズームレンズXF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRを購入した際に書いたnoteが好評のようで、多くの方に読んでいただいていてありがたい限りです。
普段は主にヒコーキ写真、野球と競馬もたまに撮っているので、望遠レンズは必携アイテムです。
富士フイルムの望遠単焦点レンズで鳥の写真を撮られている田中雅美さんが、XF200mmF2 R LM OIS WRの次に良いレンズと仰っていたのも、100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRからの買い替えに踏み切った理由の一つですが、実際に使ってみて本当に買い替えてよかったなぁと思っています。
作例紹介
では、その超望遠レンズでどんな写真が撮れるんよ?と、興味を持ってくださる方も多いのではないかと思うので、最近撮ったお気に入りの写真を紹介します。
ヒコーキ撮影
2022年の年末は高松と福岡に行って来ました。とりあえず、リュックにXF150-600mmを入れる。
あと、XC35mmF2の超コスパレンズも持って行きます。リュックの隙間に入るし小型軽量で写りもよく、機窓からの景色はほぼこれで撮影しています。今回の遠征時にもブロッケン現象を捉えることができました。
年が明けてからは旅客機だけでなく、百里基地、嘉手納基地で戦闘機も撮ってきました。
戦闘機の速さにAFも追従してる!すごい!!いや、たぶんC社のカメラとかなら普通のことかもしれないけれど、Xシリーズでは随分とラクに撮れるようになったなぁという印象で楽しく撮れます。
松山空港で撮影した愛媛県警のヘリコプター。ヘリコプター撮影はプロペラが回ってる写真のほうがかっこいいのでシャッター速度は遅めに切らないといけないのですが、そうすると機体がぶれやすくなりピント合わせにも気をつける必要があって、思ったよりも難しいんです。
危険の文字の他につなぎ目や鋲もはっきりと確認することができます。こんなに綺麗に鮮明に撮れてたんだ!と、現像時に等倍表示して気づいたときに感動しました。
野球撮影
2023年2月1日プロ野球キャンプ開始。3年ぶりに有観客でのキャンプが開催されるということで、沖縄は宜野座、具志川、名護へ行ってきました。
甲子園のスタンドから野球選手を撮るには、できるだけ最前列を確保して目の前のネットをぼかして撮る技術が求められます。夜の試合だと難易度も上がるため、なかなか思った通りに撮るのが難しい。
一方で、キャンプだとサブグラウンドなどはネットに邪魔されず近い距離から太陽光の下で撮れるチャンスが多くなります。
過去にXF100-400mmで撮影した写真
今回の沖縄キャンプで撮影した写真
の前に、1月末に松山坊ちゃんスタジアムで開催されたプロ野球名球会と芸能人チームとの試合に藤川球児投手が投げると聞いて急遽参戦してきました。
2月1日朝10時宜野座村野球場
メイングラウンドでセレモニー開始。いよいよ始まるワクワク感と感染予防対策を実施しての制限のある中ではあるけれど、3年ぶりに宜野座に来ることができた喜びで自分でもわかるぐらいおかしなテンションになっていました。
ここから練習風景
うるま市の具志川野球場へも行きました
今年から2軍も沖縄でキャンプを張ることになり、大好きな髙橋遥人投手の様子を見に行くことにしましたが、すごく気合いの入ったバッティング練習をしている選手がいる…と目に留まったのが北條史也選手。
同期で同級生の藤浪晋太郎投手へ送った言葉に「がんばれよ。俺もがんばるわ。」と言っていた通り、今年は開幕1軍レギュラー奪取に燃えている様子が伝わってくるような空気を漂わせていました。そんな雰囲気を切り取れればいいなと思って撮った写真が、Twitterでいいねをたくさんいただいて北條選手の人気の高さを再認識しました。
髙橋遥人投手は、昨年トミージョン手術を受けて療養リハビリ中のため、朝の全体練習とキャッチボールのあとは別メニューになっているようで、なかなかお目にかかれない中、直接お話しする機会にも恵まれたのがキャンプへ行っていちばんよかったことかなと思いました。
坂道ダッシュは選手との距離が近すぎたため、XC35mmF2で撮影しました。
名護の日ハムキャンプも見学
阪神のキャンプが休日の日は、他球団のキャンプも偵察に行くのですが、この日は名護へ日ハムのキャンプを見学にきました。
宜野座周辺にはホテルがなく、宜野座と名護は近いため名護に泊まっている阪神ファンも多いようです。そのため日ハムキャンプには阪神ファンも多く見学に行っている様子が、話している言葉が関西弁だったり話題にしている選手や監督などの会話からわかったり、身につけている服装などでもなんとなく察しがつきます。
使ってみた感想
構えた時のバランスが良いのか重さを感じないのが何より良いです。インナーズームというのも使いやすい。そして、あまり疲れない…ような気がします。ラクに撮れるというのは、大事な要素だと思います。AF精度も良くなっているのを感じるので、ボディをX-T5やH2sに買い替えたらさらに精度が向上するのではないか?と期待がふくらみます。(2023年2月現在3ヶ月待ちの状態です。)
レンズが白いので日差しで熱くならないのも地味に嬉しいポイント。フードが白ではなく黒いのは謎ですが。
SNSやWEBに掲載する用途だと、トリミングして使えるレベルの画質を保っているのも良いですね。2倍テレコンも所有していますが、今回は持ち出さず。X-T5だとボディ側でクロップできるようなので、テレコンは不要になるかもしれません。
このキャンプでは、感染予防対策のため見学エリアが制限されておりブルペンに行くことができませんでした。ピッチャーが投げる姿をかっこよく撮るのが何よりの楽しみなので、今後の鳴尾浜や甲子園での撮影機会を待ちたいと思います。
F1撮影もいける
富士フイルム公式のYouTubeで、X-H2sとXF150-600mmの組み合わせでF1レースを撮影しているJAY HIRANOさんの対談(前編、後編)を見ました。
仰っていること、よくわかりますし共感しかありません。そう、富士フイルムユーザーは富士の写真の色味が好きで選んでいるのでいくら他社機はAFが合っていようが写真としての色が気に入らないとテンション下がるんですよね。。Photoshopで塗ればいいという問題でもないのです。
今後の明るい単焦点レンズの開発にも期待したいところです。