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「不安」と手を繋ぐ

最近夜になると寝れなくなる。

悪阻はほぼ落ち着いているので悪阻が原因ではない。

夜に考え事をするのは良くないとか、よく聞くけど、最近は夜になるとどうしても色んな「不安」がどっと押し寄せてくる。

やっぱり一番の不安はコロナだ。

千葉の妊婦さんのニュースがきっかけだった。

世の中の妊婦さんが皆同じように焦り、不安を感じいるだろうなと思う。私もその1人。

あのニュース後、親や妹から「ワクチンを打って」とラインがきた。

私を思ってくれていること、心配してくれていることをよく分かっていても、毎日隙があれば「妊婦 ワクチン」とネットで検索しまくって打つべきかどうするかを悩んで悩んで不安に思っている私は「あなたたちの不安まで私に押し付けないでよ…」と思ってしまった。

何なら不安を煽るような報道ばかりをするメディアにもモヤモヤした。

それくらい不安だった。

だって当事者だから。誰よりも一番に赤ちゃんのことを考えて、悩んで、不安で怖いからだ。

コロナが流行り始めてよく感じること。

自分の中にある不安だけではなく、外から与えられるたくさんの不安も今までの数倍感じるようになったこと。

逃げ道がないような、迫ってくる不安。

今、今まで以上に感じてる。

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他の「不安」は来月に控えている試験だ。

その試験にはリミットがあって私に残されたリミットは今年と来年の2回。

丁度上の子の出産前、切迫早産で入院中に第1回目の試験があった。

慣れない育児におわれ、第2回目は必要な講習を受けられず受験できず、やっと去年第3回目の試験が受けられたがまさかの2点足りず落ちた。

「今年こそ!」と思ってたところ、妊娠発覚。コロナも全く落ち着く気配なし…

そして今ここ。

まずはそもそも今年受けに行くかどうか。

妊娠中。ワクチン未接種。試験会場は東京。

不安しかない。

でも来年は…?

試験はきっと産後だろう。だけど産後に勉強するだけの体力が残っているとは思えず、しかもあの寝れない毎日がやってくる。

これで受かるか?

と、こんな具合で毎晩毎晩私の頭の中で不安ちゃんたちがぐるぐるぐるぐるしてる。そして寝れない。周りが明るくなってきた頃にウトウトし始める毎日…。

そんな不安ちゃんたちとどう付き合っていくか。これは私にとっては永遠のテーマだ。

一昨日、旦那さんに不安に思ってることをだらだら話ながら、ふと出た言葉。

「もしダメ(落ちた)なら別の仕事でも見つけるから!」

自分で言いながら、「そうだよ、私の人生試験に落ちたって終わる訳じゃないじゃん」と思った。

そう思えたら今まで私にのしかかるように迫ってきていた不安ちゃんが丁度いい距離感に感じることができた。

不安が消える訳ではないけど、そっと手を繋いでいる感じ。

不安と適度な距離感になれたことで、「今すべきことをしよう」とスッと思えて「今」に目を向けられた。

今まで常に不安に迫られていた私にとってはすごく貴重な体験だったように思う。

コロナもなくなる訳ではないし、不安もなくなる訳ではないけど、「今」できることは基本的な感染予防と出来るだけ外に出ないこと。

試験についても当日までにどんな状況になるかは分からないし、受けられない、受からない不安がなくなる訳ではないけど、「今」できることは勉強すること。

不安ばかりに目を向けて「もしこうなったら…」ばかり考えていても冷静に物事を考えることはできないし、自分が納得する判断ができないだろう。

まずは周りに振り回されず、不安に囚われずそっと手を繋ぐくらいの距離感の「不安」と共に「今」をしっかり見つめていきたいなと思った。

長々と最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ayumi*

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