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れいわ一揆
昨年のあの日。私は確かにあの熱狂を体感した。れいわ祭りには行けてないけど、それでも地元に街宣に来てくれた時はピンクのTシャツを着て聞きに行った。ポスターも家の壁に貼った。政治の話ができる人たちには声をかけた。少なくとも自分の一票だけにはしなかった。動画も毎日見ていた。ひとりひとり候補者を発表する会見には鳥肌たててドキドキしていた。まるで楽しみにしていた映画の豪華キャストが発表されるような感覚で。代表の熱い街宣の一言一言が腑に落ちて寄付もした。何よりも、代表だけでなく候補者全ての方が素敵過ぎて知識があり過ぎて、目から鱗の連続だった。本当に変われる変わる気がした。奇跡が起きると思った。そしてそれは嘘ではない。
映画を見てる間中、涙があふれる。安冨さんの言葉がどんどん胸をつっついてくる。欲しかった言葉。知りたかった言葉。ストンと落ちる言葉。なにより、もうすでに安冨さんは今のれいわ新選組の状態を危惧していた。
真面目とその外側の支持層がいつか引き裂かれたとき、代表はどっちに着くのか?
今、引き裂かれてしまったれいわ新選組はあの頃の熱が冷めてしまったように見える。代表は思わないと言うだろう。だけどあの熱の正体が今のれいわ新選組に存在してるとは感じられない。私は今でも大好きだ。代表も。れいわ新選組も。その支持者も。だってあんなに熱狂できた選挙は今まで経験したことなかったんだから。
この続きはあなただよ。あなたの番なんだよ。
そう言っている。
誰かが先に踊っている後から入るのはできるけど、自分が一番に踊るのはなかなかできない。いくらでも裂け目を作ることはできるって言った。本当にそう思う。あーあ。でも覚悟も勇気もない。
語り得ぬものが人と人を結んでいる。
バラバラが良かったのになー。語り得ぬもので繋がっていたのに、語れる何かで一つになろうとしてる気がしてならない。
あの頃の自分が羨ましい。