かりゆしウェアとは
平日は毎日 #ファッション雑学 を書いていますが、週末には日常的なことを書いています。
今日は平日なのでファッションの話。
前回はアロハシャツについて書きましたが今回はかりゆしウェアについて書いていこうと思います。
よかったらこっちもお読み下さい!
【かりゆしウェアとは】
かりゆしウェアは日本と関わりの深いアロハシャツもモチーフに作られ、基本的には形やデザインは同じ開襟シャツとなっています。
では、アロハシャツとの違いは?
かりゆしウェアの定義は「沖縄県の産品で沖縄らしさを表現したもの」とされていて、アロハシャツとの区別そんな風にされています。
かりゆしウェアの起源は昭和45年に当時の社団法人沖縄県観光連盟会長の発案により「沖縄の暑い夏を快適に過ごすとともに、観光沖縄をPRする!」を目的に【おきなわシャツ】の名称で販売されたことが始まりです。
当時のおきなわシャツはハイビスカス、デイゴ(デイゴは、マメ科の落葉高木)、琉球紅型(りゅうきゅうびんがた 沖縄伝統工芸品)、琉球絣(りゅきゅうかすり)の柄をあしらったデザインが主流でした。
画像引用 デイゴ
画像引用 琉球紅型
画像引用 琉球絣
平成12年「九州・沖縄サミット」で各国の首脳がかりゆしウェアを着用したことがきっかけで急速に広まることとなります。
おきなわシャツからかりゆしウェアに名称が変わったのがこの少し前の頃だったようですね。
沖縄県内ではかりゆしウェアは夏の正装として定着しており、暑い夏を過ごす際のビジネスウェアとして多くの人が着用しています。
そして、かりゆしウェアはクールビズの一環としても政府に推奨されているそんなシャツがかりゆしウェアです。
ちなみにかりゆしとは沖縄の方言で「めでたいこと」「縁起の良いこと」を意味するそうです。
と言うわけで今回はかりゆしウェアについて書いていきました。
その地域特有の洋服ってすごいカルチャーを感じていいですね。
暑い国では暑さ対策に涼しく過ごすためのモノを作り、寒い国も寒さ対策に寒さに強いモノを作る。
その環境でないときっと生まれなかったモノが世の中にはたくさんあります。
そんな背景を知るとまた洋服も違った楽しみ方が出来るんじゃないかなと感じます。
では今回はこんなところで。
また書きまーす!