アロハシャツの話
平日は毎日 #ファッション雑学 を書いていますが、週末には日常的なことを書いています。
今日は平日なのでファッションの話。
今回は【アロハシャツ】です。
実は日本の歴史と文化が深く関わりのあるシャツなんですねー。
ではそのあたりも書いていきます。
まずアロハシャツのはじまり、起源ですが。実はコレ着物だったと言われています。
当時ハワイの人々は日本を認知しておらず、次郎吉との出会いで知ることとなります。
次郎吉は、江戸時代後期に大阪から伊勢に向かう途中、暴風雨に遭い漂流してしまいます。幸い米国の捕鯨船に助けられて乗組員8名全員が助かります。しかし鎖国をしていた日本には戻れず、その後上陸した場所がオアフでした。
次郎吉との出会いがきっかけで日本との交流が盛んになりサトウキビ農業の労働者として100名以上の日本人がハワイへ移住します。
その時に持ち込まれた着物がハワイの気候には適さなかったため、現地のパラカという開襟シャツを参考にし作られたのがアロハシャツと言われています。
画像引用
※パラカ
1904年にはハワイに移住した宮本長太郎という人物が、日本の反物を使ってシャツを製作し、「ムサシヤ」という服飾店をホノルルに創業します。
その後1915年に息子の孝一郎が「ムサシヤ•ショーテン」と社名を改め、1920年頃からは新聞に毎週広告を掲載するようになります。
この広告がインパクトがあるもので米国本土だけではなく世界中からも注文が入るようになったそうです。
画像引用
※その時の広告
その後1935年にホノルル・アドバダイザーという新聞に広告として掲載した際に記載した名称が【アロハシャツ】でした。
ちなみに、1937年に中国系商人がアロハシャツという名称を商標登録した為、20年間にわたって独占利用を認められたそうです。
そして現在も誰かが保持しているため、正式名称は「ハワイアンシャツ」。「アロハシャツ」は商品名になります。
つまり本当はアロハではなくハワイアンと言うわけですね笑
と言うわけで今回はアロハシャツ(ハワイアンシャツ)について書いていきました。
まさかアロハシャツがこんなにも日本が関係していると思いませんよね?
調べてみるとこんな風に洋服ひとつとっても色々歴史があって面白いです。
そんな事をこれから発信していけたら面白いなーと思っています。
では、また書きまーす!