ガゼットクロッチとは
今回はガゼットクロッチについて書いていこうと思います。これはあんまり知られていないかも知れませんねー。
でも簡単に説明していくの是非読んで下さい!
ガゼットクロッチとは、180度までの自然な開脚を可能にする事が出来る股下の構造のことで、ひし形状のマチを股下部に作ることで、どのように動いても生地がつっぱる事なく脚の可動を可能にする事ができるように工夫された仕様です。
脚がストレスなく開くのでアクティブ、アウトドア、もちろん日常とあらゆる場面でサポートしてくれる、それが【ガゼットクロッチ】です。
この画像見てもらうとわかると思いますが、股下の部分にひし形状のマチがあります。
通常のパンツにはない作りです。
では何故このガゼットクロッチが出来たのか。
それはとあるロッククライマーの発想でした。
伝説のクライマー集団「THESTONEMASTERS」の一員として、ロッククライミングのスペシャリスト。
聖地と言われるヨセミテ国立公園で名を馳せたマイク•グラハムが立ち上げた【グラミチ】というブランドのクライミングパンツが始まりです。
クライマーとしての体験をもとにクライマーが欲しい機能を具現化したグラミチは、体にピタリとフィットするテーパード•シルエット(裾に向かって細くなっていく仕様)。山に登る時も片手で調整出来るウェービングベルト。
運動量をサポートするために股下部にあしらわれたひし形状のパーツ。
そう、これが【ガゼットクロッチ】です。
テーパード•シルエットにし、ピタッとフィットしたシルエットにしたのは裾がバタつかないためで、このシルエットはクライミング時には生死をわける最も大切なシルエットでした。さらにタイトなシルエットながら動きやすさを追求した時に誕生したのがガゼットクロッチなわけです。
はい、と言うわけで今回はガゼットクロッチについてでした。
今はクライミングパンツ、そして夏といえばこのパンツってほどにお店に行けばこのの【グラミチ】を見る程ですよね。
今では生地も色々あり、ナイロン生地からサマーウール、シルエットもナロータイプまで様々。
冬には冬向けの素材もあり、1本はお持ちの人も多いと思います。
そしてこのこのマイク•グラハムは、2000年に、新たなアウトドアブランド ROKX を立ち上げている。
実は書いてる僕もグラミチとロックスの繋がりは知りませんでした。
と、こんな風にblogを書いていると知らない事も知れて面白いです。
調べるって楽しいですよ!
では、また書きまーす!