Aya

崖っぷち医学部生。キアリ奇形を診断されてからの記録。

Aya

崖っぷち医学部生。キアリ奇形を診断されてからの記録。

最近の記事

キアリ奇形とわかるまで④

地獄の3月 脊髄腫瘍の疑いがあったため、有名な先生に紹介してもらえることになった。 ただ、その先生の診察日は3月の終わり頃。 その日まで脊髄腫瘍についてひたすら本やネット、論文を読み漁りました。 脊髄腫瘍には発生する場所によって、髄内腫瘍、硬膜内髄外腫瘍、硬膜外腫瘍と分けられます。 私はその中でも髄内腫瘍だろうと診断されていました。 手術は難しく、また手術後は後遺症が残る可能性がありました。 家族には、 「手術すれば大丈夫だよ。」 とひたすら言っていたが、こ

    • キアリ奇形とわかるまで③

      MRI検査の結果本来ならば、整形外科に行って結果を聞くはずだったのだが、どうしても予定が合わない。 「たぶんそんな重大な病気じゃないし、少し日にちを先にしてもらおう。」 こんな呑気なことを考えていました。 というのも実は当時、私の友人(Bとします)とこのような話をしていたからでした。 Bさんも私と同じように、左手の痺れ、だるさを感じ、整形外科を受診しました。 X線とMRI画像を撮影した結果、胸郭出口症候群と診断されました。 胸郭出口症候群というのは、腕の神経や動脈

      • キアリ奇形とわかるまで②

        初めて整形外科を受診 2022年2月、違和感を感じてからおよそ4ヶ月、ここで初めて整形外科を受診しました。 検査では首のX線写真を何枚か撮影しました。 X線画像ではストレートネックであること以外特に異常はありませんでした。 念のためMRI画像も撮ることになり、MRIが撮れる病院を紹介してもらいました。 今思えばここでMRIを撮っていなければ、原因不明のまま症状が進行していたかもしれません。 MRI撮影 MRIを撮るのは人生で初めて。 知ってはいたが、撮影時間がと

        • キアリ奇形とわかるまで①

          皆さんはじめまして。 とある大学に通うAyaです。 自身の記録のためにnoteにまとめました。 私は病気が判明してから心配でたくさんネットで調べていたので、同じような方に少しでも役に立てばよいなと思い始めました。 病院に行くまで私が違和感を感じはじめたのは、2021年10月頃からでした。 「なんか左腕だけが重い、、、。」 テストも近く、勉強していたからかなとこの時は特に気にしませんでした。 まぁ、そのうち治るだろう。 そう思いそのまま1月頃まで普通に生活していました。