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ジェンダー言語について本気出して考えてみた。

あなたはセクシスト -性差別主義者ですか?

この質問にはNOと答える方が大半でしょう。いや自分、セクハラとかしないし。同性婚応援してるし。女性管理職、もっと増えて欲しいと思ってるし。

では質問を変えまして、日常的にこういう言葉を使ったことありますか?

赤枠で囲ったところですね

察しのいいあなたならお気づきですね、これら赤で囲まれたワードははすべて「ジェンダー言語」といいまして、いくつかの公的機関のリサーチにより、社会や職場において女性やLGBTQ差別につながる可能性があるとされている言語の一つです。

いやいやいやいや。無理無理無理無理。こんなん「普通」でしょ。

かつてそう思っていたわたしの目をこじ開けてくれたのが、昨年春、Gender Inclusive Language Projectへの参画でした。

日本でも翻訳されている「UXライティングの教科書」の著者でもある、Kinneret Yifrah氏が発起人となり、英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、ヒンディ語、ロシア語、スペイン語などさまざまな言語圏のコピーライター、一人ひとりメールを送りメンバーを集めたところから始まったこのプロジェクト。


目的は一つ。言葉の力で、この世界をより良い場所に変えていくこと。

メンバーは全員女性(she/her)。日本語パートの担当である私はさいごから2番目の参加者でした。みな言語も文化もバックグラウンドもバラバラなれど、女性でライターとして長年働いてきて抱える問題意識は通じるものがあるのか、割とすぐに意気投合。

そして完成したプレゼンがこちら、それぞれのメンバーが自国語における「ジェンダー言語」の問題点を洗い出し、その解決方法をプレゼンしています。※去年の春リリースしたものなので事例が古いのはご了承ください。

プロモビデオも作りました。わたしは01:45あたりに登場

日本語パートについて、さわりだけ簡単にご紹介しますので、興味のある方はぜひYouTubeのプレゼン(15分強くらいです。2倍速推奨)ご覧ください。プレゼンに使ったスライドのリンクも貼っておきます。


男らしさ、女らしさって要はマーケティングだよね
女性向けのアプリってなんでこんなんばっかなの
女性商材に独特なコピー表現ってあるんですわ
まあすぐわかりますよね。しかも2021年の調査という驚き
保母さんって言葉は死語になりましたが
夫婦のどちらかが苗字を変えないと結婚できない唯一の国、それが日本
あなたはどれを使っていますか?

Be careful of your words, for your words become your deeds.
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits.
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

マザー・テレサ

わたしの好きな言葉です。ではまた。

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