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58.手術から丸一年の7月のこと


手術から丸一年経った2021年の7月には、術後1年の検査がありました。驚くことに手術日と同じ日だった記憶があります。

この時期、心のことを勉強していたのですが講座も卒業。しかし、まだまだ先は見えない状況でした。

こういうときのお仕事って、以前の繋がりからくることってあると想うのですが、わたしは子宮体がんがわかったときに、それ以前の知り合いはほぼ繋がりがなくなってしまいました。しかも外を飛び回る体力などもなかったわけです。blogやInstagramでの発信を続けていたとはいえ、それがかなり不安な状況でした。

それでも唯一残ってくれていた友人が作ってくれたInstagramのコミュニティに入っていたのですが、なんか心のどこかで臆している自分がいました。

生き生きできないというか、まだ当時近所を30分歩くのが精一杯。買い物に行ったら一旦お店で休憩。そして帰宅。小さいものなら抱えて自分で持てるかな〜という感じでした。

周りの人たちが、わたしよりうんと生き生きして感じて、遅れをとってるような氣持ちがいつもありました。でも言葉にできない。言葉にならない。

それでもコミュニティを作ってくれた人は、一般社会で生きづらい人たちが繋がって発展して欲しい!と、Live配信もほぼ毎日のようにやっていて、後にzoomでお話ししたときに「いつも皆を応援してるよね。それは本当の氣持ちとしてエネルギーが伝わってくる」と言ってくれていました。
そういう方がいてくれたことが心の支えでもありました。

(2021年末にコミュニティは閉鎖)

そして、1年目の結果を聞きに行く日は、近所の方に車を出して貰いました。7月末なのでかなり暑い時期。検査結果を聞くまで待ち時間があるのですが、病院脇にある公園を散歩して待ってるよと言ってくれて、帰りも車で送って貰いました。

家族だけでは限界があるときがある。
今は核家族化がすごく進んでしまっているけれど、本当はそれって不自然な状態なんだなぁ〜って感じてます。

本当は日本人って、血縁とかを超えて魂で繋がってきた民族なんじゃないかって、最近とても感じます。それが、戦後のあれこれで分断しちゃったんだろうなぁ・・・。

なんか、こちらの記事に繋がる話しになっちゃうけれど。

『個』の限界ってあるんだな・・・ということが、とても身に沁みた経験です。

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