佐久穂町『町の文化財一般公開』が気になったので行ってみた。
行ってみたシリーズばかりの最近ですが。
回覧板に入っていたこちらのチラシが気になり行ってみた。
会場は八千穂中学校跡(旧八千穂中学校)。
平成27年の統廃合で閉校となった学校です。
平成27年4月1日 佐久穂町立佐久穂小学校・佐久穂中学校が開校しました
佐久穂小学校と佐久穂中学校は施設一体型の小中一貫教育校です。
八千穂中学校は平成27年3月末で閉校となりました。
「佐久穂の暮らしをたどる」と題して、暮らしの中で活用されていた当時の道具が展示されていました。
時代的には江戸時代まで遡れるんじゃないかというぐらいの籠があったり。
木でできた唐箕(とうみ)があったり。
唐箕【とうみ】 穀粒(こくりゅう)に混じっている異物を除去する農具。 脱粒や脱穀をしたものに風を送り,比重の重い子実と,軽い不完全粒や夾雑(きょうざつ)物を分離する。 おもに木製で,材料入れの脇下に起風胴,その先に三つの出口がある。
生活に使われていた道具が色々と展示されていました。
例えば、ご年配の方によると「この辺りでは子どもの頃、あの武田信玄は歴史上、悪人として教えられたもんだよ。」ということ。
戦国時代、武田信玄の信濃攻略の極めて重要な軍用道路の一つであった. 道の最大の難所は、野辺山原と街道を横切る幾つかの河川であった. 今の国道141号線がほぼこれに当たる.JR小海線が併走する.車では、中央道小淵沢インターまたは上信越道佐久インターで降りそれぞれ北上・南下する.
そんなお話も聞きつつ、今度は電気や燃料を使って動かす道具なども。
時代の流れを感じることができます。
さらには、当時の生活を描写した映画作品「緑の郷 八千穂」の上映会も行われていました。
そんな中で一番驚いたのは、この機織り機。
(鶴の恩返しでしか、聞いたことがなかった。)
なんと、つい最近まで現役で活動していたもの。
この機織り機を使って、こんな作品が作られたとのことでした。
そして、驚いたことにその機織り機を実際に触らせてくれたんです。
(正直事前の期待はあまりしていなかったのだけど)
行ってみたら、こんなものあるの?こんなもの触っていいの?というものばかりで驚きました。
置いてあるものは歴史を直に感じられるもの。
それでいて良い意味でこじんまりした展示会のため、子供も大人も気軽に訪れて、しかも触れることができるなんて、とても良い体験だと思いました。