成長を感じられない日は...
最近、「学習に倦怠期を迎えた」と主張する生徒がいました。
成長を感じないという意味でした。
うまく言っていないということですね。
テストの点が悪かったから。
間違えが増えたから。
先生に、あっているね!とほめられなくなったから
こんなことがきっかけで成長を感じられなくなることはよくあることです。
ここから本題です。
第二言語学ではU字型発達曲線を経て成長すると考えられています。
U字をたどるように発達するのです。
覚えたばかりの時は正確に知識を使えるのに
学びを重ね時間が経つにつれてうまく使えなくなる現象を表しています。
ここからわかることは、
成長の過程の中には「不正解が増える時期」も存在するということです。
以前勉強したときはわかったのに、わからなくなった。
なんでこんな簡単なこともわかってないのか。自分は退化したのか?と
勉強の才能を疑うことだってあるでしょう。
自分は成長していないという感覚に陥りやすくなります。
さて、成長していない「感覚」がある時期は
本当に成長していない時期なのでしょうか。
不正解を選んでしまってテストの点数が悪い生徒は成長していないのでしょうか。
そうとも限りませんね。
「感覚」と「データ」は異なることがあります。
成長していないと感じるときも
実際の脳みそは着実に前に進んでいることもあるのです。
諦めないことが大切ですね。
おまけ(雑感)
教育は奥が深いからこそ
学習や教育に対する解像度はばらつきが出やすいなと感じます。
教育は途中からでも誰でも参加しやすいものです。プログラミングのようにPythonがわからないと参加できないものではない。
そして将来性もあり明るい世界です。みんなで考えられるからこそメリットも大きいのですが教育への解像度がバラバラで、積み上げがなくとも始まってしまう教育に危険も感じます。
よく知り、よく考察し、よく研究している企業とそうでない会社は見分けがつきにくい。だからこそ、教育の深さ難しさに理解を示し共感し一緒に前に進んでくれる企業を含む仲間、ご家族が応援してくださることに感謝の念が絶えません。