Aya Terajima

海外大学進学塾で教育の研究をしています。 その、HRで話すことについて、 英語教育について、教育について様々書いていきます

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最近の記事

厳しくされない時代における備忘録

厳しくされない時代。 正確に言うと他人に厳しくしてはいけない時代になったのだと思います。 残酷なことに結果が出てから、自分の実力が足りなかったこと、努力がたりなかったことに気付かされるスタイルの時代です。 厳しさの必要性を感じたら自分で自分に厳しくするしかありません。 そう感じてやりにくさを感じる将来有望な人たちはたくさんいるのではないでしょうか。 厳しさから得られる恩恵を知る機会が少ない私のために 「憂鬱でなければ、仕事じゃない」に対する備忘録を書いてみます。 私は獲

    • 成長を感じられない日は...

      最近、「学習に倦怠期を迎えた」と主張する生徒がいました。 成長を感じないという意味でした。 うまく言っていないということですね。 テストの点が悪かったから。 間違えが増えたから。 先生に、あっているね!とほめられなくなったから こんなことがきっかけで成長を感じられなくなることはよくあることです。 ここから本題です。 第二言語学ではU字型発達曲線を経て成長すると考えられています。 U字をたどるように発達するのです。 覚えたばかりの時は正確に知識を使えるのに 学びを重

      • エネルギーとなるもの(ただの本の書き置きです)

        ふとTwitterで回ってきたサイバーエージェントの藤田さんの本「渋谷で働く社長の告白」を買わないといけない気がして読みました。 仕事を初めて10年目、やっと自分の人生を考えるようになりました。 それと同時になにか疲れのような感覚が長く続いていました。 どろんこになってでも夢を追いたい私と、ワークアンドライフバランスが主流になったスマートなクリーンな現代。社会との融合を目指し、新しい時代に沿った会社へと目指す日々。でもそれは時に、妥協とも言える選択。時に諦めるための選択でし

        • 積み重ね

          一般的に、10代後半からしばらくは、年を重ねれば重ねる程自由が増える。 アルバイトでお小遣いでは到底買えなかったものを買う。 大学で必要だからと最新のPCを手に入れる。旅行にいく。友達と夜遅くまで遊ぶ、お酒を飲む。大学を卒業して就職すると好きな自分の家を借りて好きなインテリアにこだわったり。家族に栄養を考えてもらった日々なんて忘れて食べたいものをたべたいタイミングで頬張る。 そんな楽しそうな自由のある未来が見えるようになってから、今まで積み重ねてきた高校生までの日々はなんだ

          数年前の証明問題

          「海外進学入学基準に到達するようにしてください」 初期の頃の最大のミッションだった。 1期生〜3期生担当していた時代(7年〜5年前)は、インターネットが安定しておらず、個々が持つIphoneの容量も少ないことによりスマホに不自由さを感じる時代だった。リスニングするにはCDプレイヤーを使っていたし、Youtubeはじめとする通信が必要な動画の再生は時折止まってしまう時代だった。 ITから情報を得にくかった数年前は、今よりずっと海外進学に必要なTOEFLの敷居が高かった気がす

          数年前の証明問題

          等身大と挫折と大義

          経営で挑戦することは、他の人や他の会社ができなかったことに取り組むことを意味する。 意外にもアイディアは誰でも思いつくものなのだが、それをやりきれる人がいない。多分多くの人が、宇宙旅行会社ができたらいいな、儲かりそうだなーなんて思ったかもしれないけれど、ガガーリンのボストーク1号が宇宙に飛び立ってから60年も立っているというのに民間宇宙旅行が叶ったのはつい最近のことだ。 資金調達し、宇宙船を作って、営業して、宇宙保険を作り、法律の課題を解決し、人材を確保し育て、、なんて民

          等身大と挫折と大義

          点数主義をやめると優秀生が生まれる

          「Phi Theta Kappa」からメールが届いたよ!という生徒から今年も連絡がありました。どのような形にせよ評価されるのは嬉しいことです。 Phi Theta KappaはGPA3.75を取得すると招待がくるアメリカのコミュニティです。日本にはない文化なので昔初めてに生徒からこれなに?と言われたときはスパムメールかとおもいましたが、有名なコミュニティです(笑) 優秀な生徒を送り出すためには、何が必要か。 日本にいると点数高い=優秀 となるため、資格の点数や偏差値で判断

          点数主義をやめると優秀生が生まれる

          私が塾を作った理由

          昔からとある日本の教育環境に疑問を抱いてきた。 そこで見つけたのが海外の教育だった。 海外には偏差値がない。そして海外の教育では、知識が与えられ一発テストで評価されることはない。学生が何を考え、どんな熱意からどんな行動を取ったかも評価される。 カナダの高校に通う生徒のサポートをしていたときのことである。 その学生は中学まで日本で過ごし、経済学の知識がゼロであった。教科書も初めて触れるないようだったので、小テストなどは点数を落としてしまったが、グループ発表やエッセイでの取り

          私が塾を作った理由

          もう一度人生をやり直すとしたら。

          「先生は人生やり直すとしたら海外大学行きますか?」という質問。 答えはYESです。 海外に行かなかったことを後悔しているのか。 以前、留学したいなと感じたことがありました。なぜ留学しなかったかって、その時にやりたいことがあったり、優先させるべきだと感じることがあったからだと思います。 ただその選択を後悔したことはありません。 選択はタイミングとその時の縁がすごく大事だったりします。学生時代に留学はタイミングではなかったのだなとは思います。そして出身校のことは校歌もフルで歌

          もう一度人生をやり直すとしたら。

          諦めてしまう過程と対処方箋

          諦めるな、は私達にとって身近な言葉のひとつだろう。 書店にも、SNSにも、ふとみた看板にも、 「諦めない、がんばれ」だとか「諦めるな」だとか「Never give up!」だとか。 そこら中に諦めないでという言葉が転がっている。 こんなに簡単に手に入る言葉なのに「諦めずに進む」というのは非常に難易度が高い。 昔、陸上を諦めた。だから諦めるってどのような体験なのか味わった。 また仕事は諦めなかった(今も諦めてない)。だから諦めないとどんな変化をみせるのかも味わった。 これか

          諦めてしまう過程と対処方箋

          海外進学者のための「論理力」を磨く授業

          午前の授業は「論理」について。 受講者はもうアメリカ大学進学目前の人たち(一部はアメリカから受けてくれている)ばかりだ。夏はアメリカに数年過ごしている人も一時戻ってきて授業に参加することもあり「英語力」は十分な人が集まりやすい。 そんな彼らには 日本語と英語が使えるようになって授業を受ける今だからこそ 初めて気がつくことがあるようだ。 言語の勉強は、決して、聞けて話せるようになることではないこと。(単純にリスニングに慣れ、文法を知り、単語を増やしても「言語」が習得できよ

          海外進学者のための「論理力」を磨く授業

          書く練習

          書くことが得意ではない。もうね、7年位、機会があるたびにタイピングに向かうのだけれどうまくいった試しがない。 久しぶりにNOTEを書こうと思って開いたのだけれど、びっくりした。 とにかく下書きに書きかけで諦めた記事がたくさん入っているの。 ちょっと開いたらその時の感情を思い出した。 これ読んだ人楽しいのか?だとか、情報として薄くないか?だとか、 もっとも多かったのは、「これは寺嶋彩っぽくないな」が理由で途中で投げ出した記事の数々。 そういえば、NOTEではデスマス調では

          書く練習

          ことばの輪郭

          いま丁度日本各地で行っている、One day seminerでは、 「ことばの力」というワーク実験を皆で行っている。 NOTEサーフィン?をしていたら 株式会社コルクの佐渡島さんの記事に 伝えたかった内容にピッタリな一節を見つけた。 なんだかオーソリティーをもらったようでとても嬉しい。 私達は、中学高校、(もっと学んでいる人は大学まで?)沢山国語の授業を受けるけれど、 「ことば」というものは、どんなものなのか、クリアにわかるひとは少ないのではないかと思う。 お金だとか

          ことばの輪郭

          ありがとう、福岡。

          福岡のセミナーから帰ってきた。 温かく迎えてくださった皆様、ありがとうございました。 自分たちの足で、まるでインディーズのバンドみたいに各地を巡るのはとても私達の性に合っている気がする。 (体育会系のスタッフ集団はイベントに強いということがわかった笑) 外は希望が沢山落ちているなと思う。 昔、自らの人生を運ぶには、移動の距離が大事だと教わったことがある。 大阪のホテルのラウンジで初めてお会いした家族、 岐阜まで一人面談にいった冬の日、 山口の個別説明会で親切にしてくれ

          ありがとう、福岡。

          7th Anniversary 🎂

          今日はクリスマスで、今日は会社の創立記念日だ。 7回目の誕生日。 誕生日だー!という実感は今年もない。 相変わらず今年も、デルクイ生に関して一時も目を離せないシーズンが到来している。 それでも一区切り。ラッキー7。 せっかくなので、この会社とメンバーと卒業生に敬意をこめて最近のお話。 「最近英語がめっちゃ読める」って言ってもらえるようになりました。 6期生がスタートしてはや2ヶ月。 嬉しい反面、ここからが腕の見せどころになるわけです。 日々のカリキュラムの微調整と声掛け

          7th Anniversary 🎂

          6周年を迎えました

          本日、会社をはじめて6周年を迎えました。 応援してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。心より御礼申し上げます。 去年はデルクイ卒業生にお祝いをしてもらいましたが、今年はコロナ禍。何も開催できないのでさみしいですが、それでも卒業生に冬休みの挨拶に来てもらえてすごく嬉しく思っています。 会社をはじめて6周年、今年は 「夢を追う」とは何か、をよく学んだ一年でした。 今振り返ると、去年までの5年間、意思の強さだけで戦ってきたことに気が付きました。現実味のない目標をこ

          6周年を迎えました