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最強味噌のこと(関西風白味噌雑煮の話)

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

2020年はたいへんな年になってしまいましたが、2021年は少しでも幸せな、穏やかな年になるよう祈っております

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20XX年8月、結婚のため大阪南部から千葉北西部へとやってきました。どちらもまぁすごい都会というほどでもないけど田舎というほどでもなく、住宅地としてそこそこ開発されていて、うわぁ、遠くにきっちゃったなぁ……とは、普段はさほど感じません。

交通の便でいえば現在の住居のほうがよいくらいです。大阪育ちのわたしにとっては、東京都内へ30分以内で行けるならここはほぼ東京かなという感覚ですが、東京都民の方にとってはふざけんなってお話でしょうね。まぁそれはどうでもよいのです。

しかし、ときおり故郷との距離を感じるのはやはり食文化。あって当たり前の物がスーパーで売っていないということがたびたびあります。最近では、梅焼き、または厚焼きが売ってないんだな……と思いました。うちではよく、茶碗蒸しに入れていました。ほかには、巻き寿司の具にも。

伊達巻きに近いのですが、伊達巻きほど甘くはなく、食感はかまぼことはんぺんの中間くらいで、色は優しい黄色です。梅の形をしていれば梅焼き、四角なら厚焼きです。

特別に好物というわけではなかったのですが、ないと物足りない物のひとつです。ちなみに伊達巻きは代替品にはなりません。甘すぎるのです。大きなスーパーや練り物専門店、デパートなどでは手に入るかもしれませんが、そこまでするほどの情熱はなく……。

ああ、梅焼きは今回は関係なくて、関西の白味噌お雑煮について。

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画像は、何年か前の白味噌のお雑煮です。ランチョンマットがしわくちゃで恥ずかしいのですが……写真がこれしかなかったのです。ちなみにこの年の伊達巻きは手作りです。めんどくせー二度とやらねー。かまぼこの飾り切りももうこりごり。

このお雑煮に使う白味噌、普通の白味噌ではなく、甘くて塩気はあまりありません。スーパーでは「西京味噌」の名前で売っています。どうやら「西京味噌」は銘柄のようでして、関西白味噌雑煮に使う味噌のすべてが西京味噌ではない……ということ、かな?

この西京味噌、近くのスーパー、どこを見ても一種類しか売っていませんでした。さすが関東。大阪にいたころはけっこう種類があったはずだし、確かに「西京」ではない白味噌もあった……はず。そしてお正月前でなくても売っていた……はず。そしてお正月前には何故か、普段おいていない銘柄のとか、ちょっと高価な物が追加されていたような。(すべてうろ覚え)

まぁ選択の余地はないにしても、売っているだけでありがたいです。今年も作りました、白味噌のお雑煮。普通のお味噌汁からは考えられないような量の味噌を投入します。少しずつ入れて、まだ薄いな? 薄いな? と思い追加していったら、パックの半量ほど使っていました。お出汁は昆布とかつお節のふつーのお出汁です。顆粒出汁だと塩気が強いので、普段は顆粒出汁をじゃんじゃか使うのですが、このときばかりはちゃんと出汁を取ります。

具は、大根、人参、小芋、豆腐、お餅です。
本当は百合根も入れたりところですが、高いし処理が面倒なので……。
写真ではわかりづらいですが、大根と人参はお花の型で抜いています。

が、これは邪道でして、本当は、お雑煮用のほそーい大根とほそーい人参を輪切りにして入れるのです。お餅は丸餅。小芋もともと丸い。角のない物を具材にして、物事が丸く修まるようにとの意味があるみたいです。ということは、豆腐は入れないほうがいいのか、原料である豆が丸いからいいのか……?
お餅は焼きません。煮ます。昔は別鍋でお湯でお餅を煮てから加えていましたが、今はお水にひたしたお餅をレンチンします。
柚皮の千切りをあしらうととても合います。

もう他界してしまったのですが、父方の伯母に香川出身の方がいまして、お正月になると彼女のためだけにおばあちゃんはあんこ入りのお餅を用意し、お雑煮を作っておりました。

白味噌お雑煮inあんこ餅。

子どもの頃は気色悪い食べ物やなぁと思っていましたが、一度くらい、食べてみればよかったなぁ、と今頃後悔しております。よくよく考えれば、白味噌のお雑煮は、いわゆるお味噌汁とは別物なのです。お汁がけっこう甘くてとろーんとしているのです。なので、あんこも合うのだろうなぁと思うのです。来年、気が向いたらやってみようかな。

白味噌のお雑煮についてつらつらと書きましたが、関東風の鶏肉入りのお雑煮も大好きです! 今年は鶏肉、青菜、大根、人参、焼き餅で作りました。どちらもおいしいのですが、正直、ごはんに合うのは後者かなぁと思っています。

とくにオチもなく終わりです。あ、タイトルは変換ミスだったのですが、まぁいいやとそのまま最強で。

noteではあんまり記事は書かずほぼ読むばかりですが、今年はもうちょっと、なんか、もう気軽にブログ代わりに書いてみよかな。



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