つぶやき12日目(https://youtu.be/lpujSmxI4wc から転載)
三角測量というものを知っていますか。三角形の一辺とその両端の角の大きさがわかると、辺の向こう側の角までの距離がわかる、というものです。魔法みたいですが、本当にわかっちゃいます。たとえば、向こうに見える島までの距離はどうも測りづらいですよね。船なんかを使わなければいけません。そこで三角測量の出番です。自分で三角形を作って、島までの距離がまるわかりです。自分で三角形を作るときのコツは30°や60°の三角形が計算しやすいのでそういうのを目指しましょう。
遠くの島だけでなくて、とてつもない山や塔なども測れます。エベレストが直接測れるわけないですよね。たとえばそこら辺塔を測りたいとして、自分の目線を60°上げたときに頂点が見えるようにしたときの塔までの距離を測って、さらに30°でも同じことをやります。すると塔の高さが測れます。不思議ですね~。でも、数学をちゃんと学べば納得できると思います。
私の好きな漫画の『Dr.STONE』では、三角測量を使って敵の拠点までの距離を測ります。直接測っていたら敵に見つかってしまいますからね。そして、大体の距離を測り、トンネルを掘って奇襲を仕掛けようとしました。これ以上はネタバレなので言いませんが、この漫画は科学知識はなんでも使います。知らない知識も知れて読んでいて楽しい漫画ですのでおススメです。この漫画の主人公はめちゃくちゃ科学知識がある少年なのですが、運がめちゃくちゃ悪いです。この主人公は頭の良さの反面運の悪さを備えているので読む側も納得ができ、なにかと愛着が湧くんですね。絶体絶命の場面での一縷の望みは絶対に叶いません。しかし絶対に起こることは起こします。科学とはそういうもんだ、ということを教えてくれる漫画です。