つぶやき15日目(https://youtu.be/ONZfD_z8zpg から転載)

地球は誕生から46億年経っていると言われています。地球は複数の星が合わさってできたといわれています。(今後話すことはあくまで推定なので、いちいち「いわれています」と書きませんね。)地球で初めて生まれた生物は40億年まえだったり35億年前だったりします。当時酸素が存在しなかったので大気中に酸素はありませんし、酸素が材料のオゾン層も存在しませんでした。
オゾン層は実は太陽の光を和らげていてくれて、もし現在オゾン層がなかったら正直外に出るのがきついです。フロンがオゾン層を破壊することが問題になったのはそういう背景があります。フロンはオゾン層に到達するまで分解されることはなく、オゾン層に到達するとそれを破壊します。
大気中に酸素がないのでもちろん生物は海洋中で暮らしていました。しかし、生物史の中でのブレイクスルーが27~25億年前に置きます。地球に大量にある水をブチブチ切って酸素を作り出すシアノバクテリアというやつが現れました。そいつらが生み出した酸素はまず海洋中に蓄積され、海洋中にあった鉄と結合し(地球の鉄が酸化鉄として取れる背景)、それから地上に放出され、オゾン層を作り、大気中に酸素を蓄積し始めました。あと、酸素の強い酸化作用を用いて、有機物から水と二酸化炭素を生み出す、いわゆる好気性の生物が生まれます。現在の私たちとしていることが似ていますね。

真核生物は21~19億年前に生まれました。真核生物には食作用というものがあり、近くのものを包み込んで食べることができたのですが、なんとそいつ、好気性細菌(酸素を使ってエネルギーを作る細菌)を食べるどころか自分のものにしてしまいました。それが現在でいうミトコンドリアです。私たちの中にもあるミトコンドリアはその証拠として、自分たちの遺伝子とミトコンドリアの遺伝子は違うものです。それには原核生物に見られる独自の環状のDNAが含まれています。
さらに、シアノバクテリアを取り込んだ真核生物もいました。それがいまの葉緑体です。このように今のミトコンドリアや葉緑体が生まれたという考え方を細胞内共生説といいます。
(植物がミトコンドリアと葉緑体両方持っている理由は、好気性細菌を取り込んだあとシアノバクテリアをとりこんだかどうかで分かれるから。葉緑体だけを持つことにはならなかった。)

このあと、海洋中では様々な生物が繁栄していきますが、地上に進出する生物(植物)が生まれたのは、オルドビス紀(4.88億年~4.44億年前)ごろです。シルル紀(4.44億年~4.16億年前)にはクックソニアという植物がいたことがわかっています。しかし、現在の植物とは違い、維管束がありませんでした。

動物が陸上進出したのは結構後です。まず海洋中に魚類がいました。そいつらの一種が肺呼吸できるようになり、陸上へ進出できるようになるのです。しかし、肺呼吸ができること以外にも陸上進出を妨げる要因があります、それは重力です。内臓をちゃんと支える肋骨のような枠組みがないと陸上で生活することは難しいです。デボン紀(4.16億年~3.59億年前)末期に今でいう両生類のような生物が誕生します。こういった動物は先に陸上に進出していた植物が酸素を十分増やしてくれていたおかげで進出できました。
魚類がわざわざ陸上へ進出した理由の仮説の一つとして、海洋中での競争の激化が挙げられます。競争を避け魚が逃げ込んだ浅瀬は、陸上からの植物の落ち葉がプランクトンによって分解され、海洋中の酸素濃度が薄い場所でした。なので大気中の酸素を使う魚が進化してきたのですね。実は一足先に陸上進出していた昆虫を食べることができたのでうまく繁栄することができました。

このあといろいろあって生物は進化していきますが今日はここまで。また機会があったら続きを書きたいと思います。

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