「自分で幸せになれ」って言いたい。でも、あなたの幸せが私の幸せでもあるから。
「自分で幸せになれ」って言いたい。
私のコーチングは、いわゆる「質問によるコーチング」に馴染みある方や、コーチング学びはじめの方からすると、ちょっと変わっている(らしい)。
たぶん、質問の数が他のコーチより少ない。その代わり、沈黙とあいづち、フィードバックと承認で成り立っている。
このコーチングスタイルの背景に何があるのかを考えてみると「自分で幸せになれ」というメッセージが込められているように思う。
「問い」の力は偉大だ。だからこそ、コーチが良い問いを投げ続けるとクライアントは自分で考えることを辞めてしまったり、問いを待ってしまうことがある。
もちろん、それが効果的なセッションでもあり、むしろクライアントはそれを求めているのだろう、とも思う。
ただ、私は自分で自分の心と向き合う時間を一緒に創りたい。
それは突飛な質問からではなく、沈黙の中で心の声を拾うことによって見えてくる。その声は、人から言われる何かじゃない。自分のうちから湧き出るもの。そして、その声が自分を幸せにしてくれるものだと信じている。
ただ、それは必ずしも綺麗なもの、ポジティブなものばかりではない。耳を塞ぎたいものもあると思う。そんな時に、そばにいる私の存在がひとつの力になれたら。そんな想いでコーチングをやっている。
でも、あなたの幸せが私の幸せでもあるから。
「自分で幸せになれ」といいながら、私の幸せはあなたを含めた、周囲の人や環境によって成り立っているから、私のリソースも最大限活用したい。
循環の中にいる私たち。自分が受け取ってきたそれを渡していきたい、という思いに駆られているのです。
だからそれを、フィードバックや承認として、言葉にしているのかもしれない。いや、うまく言葉に出来ないことの方が実は多いのだけど、「あなたが今、ここにいる」、そして「この時を共有できる喜び」を伝えようとしている自分がいる。
その声や想いが届いて、心のかいほうにつながり、力強く歩んでいくエネルギー源になってくれたらいい。それが私の心の豊かさに、繋がっていくのを感じています。
葛藤の中に生きている。
とはいえ「ありのまま100%、自分。」で生きられるほど甘くはない。と感じているのが最近の私。
未知の世界、厳しい世界に飛び込んでみたくなる自分の性もあり、そんな世界で自己を確立していくことはまだまだできていない。
そんな矛盾ともとれるような声の中で葛藤の毎日。だからこそ、人生は楽しい。
根底にある「願い」はきっと同じだから。今は矛盾に感じられるそれらがひとつにつながる瞬間が、きっと訪れる。そんな予感を受け取りつつあるのです。
とりあえず書き出してみたら、自分のコーチングスタイルの話から近況の話に行きついてしまった。思っていた着地とは違っているけどまあいいか。
そんな話の飛び方もひっくるめて、頭の中をざっくりと書き出してみたということで、楽しんでもらえてたら嬉しいです。
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