初出展の文学フリマ大阪11 【ことばの靴屋】 を終えて
2023/9/10(日) からはや2週間。
P-17 ことばの靴屋 にお越しくださった皆様、
本当にありがとうございました!!!
初参加+初出展 で不安もあったのですが、
予想以上に足を止めてくださる温かい方々が多くて
短篇小説 は2種類とも完売!!!
ポストカードも ペンギンが完売!!!
30名程の方がご購入してくださった…!!!!
どちらかというとポストカードの方が人気かしら、と思っていたのですが、
一生懸命あらすじについて説明したら、短篇小説を手に取ってくださった方がたくさん・・・(;;)
個人的には、完売ももちろん嬉しかったんですが、
一人一人と会話ができたこと、そして
短篇小説に興味を持ってくださって(それだけで嬉しすぎる)、感想や想いを伝えていただけたことが、何よりも目が潤むほど嬉しかったです。
それだけで、今回文学フリマに応募して
出展した甲斐があったなあと心から思いました。
ちょっと綴ってみます。
お客さま紹介 〜手に取ってくださりありがとうございます〜
ポストカード目当てで来てくださったお客さま
記念すべき1人目のお客さまは、
ポストカードを見て立ち止まってくださいました。
動物のひとことシリーズなんです〜と説明したら
なんと
「twitterで見て来ました」
と言ってくださいました…!!!
なんてことだ…。
私の弱小twitter(フォロワー数100以下。)を
#文学フリマ で見つけて来てくださったというのか・・・!
ハッシュタグおそるべし。
いや、盛大に感謝です(;;)
めちゃくちゃ嬉しいことに
「悩む〜〜〜」と迷ってくださって、手に取ってくださいました。
最後には「頑張ってください!」と応援のお言葉もいただいて、言葉にすると大したことなく聞こえますが、本当にものすごく嬉しかったです。
この弱小noteも届いているか分かりませんが、本当にありがとうございました(^^)
2回も来てくれた親子2人組み
とっても仲の良い親子2人組が立ち寄ってくださいました。
ポストカードを見て立ち寄ってくださったんですが、
お話ししているうちに、短篇小説のあらすじにも興味を持ってくださいました(^^)
このお2人がとっても気さくで朗らかで、お話している時間があっという間でした。
小説の表紙のイラストにもコメントをくださって(よく気付いてくださった!!)表紙のこだわったポイントが伝わってよかった……!とほっとしました。
そしてさらに嬉しかったのが、数時間後にもう一度会いに来てくれたんですね。
「ポストカードがもう1枚欲しかったんです〜」
と言って駆け寄って来てくださって(;;)
もう感涙です。。
ありがとうございます。
京都のお店を教えてくださったお姉さん
じっと短編小説を見つめておられたお姉さん。
あらすじを説明したら、
「京都の喫茶店ソワレが舞台ですか?」と一言。
「え、そわれ・・・?」
聞くと、その喫茶店ではカラフルな色のゼリーが乗ったスイーツが有名だそうです。
※下記、喫茶店のHPより引用
あらホント!
私のイメージした居氷屋の氷より数段おしゃれなスイーツ・・・!
(居氷屋の氷は居酒屋で出てくるチューハイのようなイメージでした)
今度行ってみようと思います!
そして、自分が想像した世界のモノに近いものが既にもうこの世にあったことに、ちょっとした衝撃と嬉しさを感じました。
このお店を知れたのも来てくださったお姉さんのおかげです。
本当にありがとうございます(^^)
即決してくださったデザイナーのお姉さん
続いては、小説のあらすじをお話したら「選択肢の神様」を
「買います!」
と即決してくださったお姉さん。
「私もよく迷うんですよ〜」
と共感していただいて、とても嬉しかったです。
改めて、自分が紡いだ物語に共感していただけるって本当に奇跡で、褒められる、や認められる嬉しさとはまた違う、1つのものを同じ温度感でその人と分け合ったような温かい嬉しさが胸に広がりました。
後になって分かったんですが、その方は私が以前からファンでXでフォローしていたデザイナーさんでした!!!
ものがたちデザイナーのReeya さん(;v;)
そんなこともあるんですね。。
素敵な出会いを運んでくれるんだなあ、文学フリマ。
ありがとうございます。
↓ Reeyaさんのnote, X はこちらから。
見本誌コーナーで既に読んだのに来てくださったお客さま
そしてそして、文学フリマも終盤に差し掛かり
「選択肢の神様」が売り切れてしまった後にいらしてくださったお客さま。
ポストカードと「居氷屋の常連」について説明しながら声を掛けると
「本当はこれが欲しかったんです。。」
と黄色い冊子(選択肢の神様)を指さされました。
え? と言ったら
「実は見本誌コーナーで見て来て・・・」
とのこと。
この時私はどれだけ嬉しかったか…!
だって既に読んでくださってて、内容も知ってくださっている。なら中身を知っているから買わなくても良いはずなのに、それでも欲しいと思ってくださったってこと。
それって、その方にとってお守りみたいに持っておきたい本として、私の小説を受け止めてくださったってことなのかな、と思ったから。
もうシンプルに嬉しすぎました。
今回、文学フリマに応募した理由は、自分でも本を出版したかったから。
誰かにとってお守りになるような、そんな小さくてコンパクトでさっと読めて温かい気持ちになるような本を作れたらいいな、という想いで今回この2作を製本しました。
だから、1つ自分の夢が叶った瞬間になりました。
ちなみになんで買おうと思ってくださったのか聞いたら
「私も優柔不断なので・・・」と理由を教えてくださいました。
この時涙が無意識にこみ上げてしまって、危うくお客さまの前で泣くところでした。我ながらどんな店だ〜。
グッとこらえて、感謝を伝えました。
本当にありがとうございます。
私の夢は小説家なんですけど、
たった1人、自分の書いた話を目に見える形で欲しいと思ってくださる人がいただけでこんなにも嬉しくていっぱいいっぱいなのに、
有名な小説家の人たちは何百、何千、というファンの人から応援メッセージなどを貰われているわけで、
心臓がパンクしてしまわないのか心配になりました。
今思い出してもちょっと泣きそう。
本当にありがとうございます。
私の夢の一歩が叶った1日でした。
応援に来てくれた友人・家族、手伝ってくれた家族
そしてそして最後に、友人・家族が応援に来てくれました(;;)
忙しい中来てくれて本当に嬉しかった。
顔を見たときの安心感は半端なかったです(笑)
ありがとう。
そして、準備から手伝ってくれて当日も一緒に立ってくれた家族にも感謝です。
何より文学フリマという存在を教えてくれたのがこの相方!
教えてもらわなければ多分知らなくて、今回出展することもできなかったと思います。
ありがとう!
文学フリマに初参加して
いやーちょっと書きたいことが多すぎて長くなってしまった・・・!
次回はもうちょっと、出展に向けて準備したものとか期間とか、実用的な部分のことを書こうと思います!
今回、文学フリマに参加して思ったのは、
やっぱり文学っていいなあってことです。
シンプルなことなんだけど、
出展者の方や参加者の方は、大学生から優しそうなおじいさんまで、まさに老若男女で様々な年代の方がいらっしゃいました。
すべての人があの会場を賑わせていた。
年代は関係なく、好きなものや伝えたいことをただ文字にして伝えている。
そしてそれは時代や年齢を飛び越えて
受け取った人の元に「文字」という記号を通して、記憶やエピソード、物語として届く。
「芸術」という分野において、絵画も音楽もそれができるんだと思うんですけど
「文学」はそれの解像度が高いと思いました。
より鮮明に、より時間をかけて、自分とは違う誰かに届けられる。
それができる「文学」って改めて素敵だなあと。
この先どうなっているかわからないけれど、
私も文学を愛して、前後にゆったり揺れるロッキングチェアで、紅茶でも飲みながら文庫本を慈しむようなおばあちゃんになりたいなと思いました(^^)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?